問題となったIGNレビューの動画版
先日もElectronic Artsが『Battlefield 3』に関する問題で謝罪するなど、何かと様々な思惑が交差し、その裏側が噂されてしまうゲームメディア媒体によるゲームレビュー。今回は新たに、PlayStation Network向けに配信されているPixelJunkシリーズ最新作『PixelJunk SideScroller』のIGNレビュー(6.5/10)が、海外で大きな騒動を起こしているようです。
今年のE3にて発表された本作は、ワイヤーフレームで描かれた横スクロールタイプのシューティングゲームで、開発はQ-Gamesが担当しています。騒動の発端となったのは、このレビューに記載されていた「ゲームをクリアしても何も無い」という旨の発言。Q-Gamesの創設者Dylan Cuthbert氏によれば、本作はカジュアルでクリアするとタイトル画面に戻され、ノーマルでクリアするとエンディングが流れ高難易度がアンロックされる様に設計されており、同氏はこの文章からIGN記者が難易度イージーでプレイしたのでは無いかと疑いを持ったようです。
Twitter上でCuthbert氏が「貴方はノーマルでプレイしていない」と問い詰めたところ、記者のDaemon氏は「ノーマルでプレイしたので安心してください。普段は貴方のゲームの大ファンです、残念ながらこれにはピンと来ませんでしたが」と一先ずは返答。
しかしその後、問題の文章を当のIGN記者が突如削除してしまい、Cuthbert氏が「全くプロフェッショナルでは無いよ……君はカジュアルで手っ取り早くプレイしたという証拠をレビューから削除した」と一部文章が密かに削除された事を指摘。この一連の流れが海外サイトやフォーラムにて取り上げられ、現在ではIGNのコメント欄を中心にユーザーから多数のバッシングが巻き起こっています。

すぐにタイトル画面に戻されるだけで“おめでとう”以外は何も無い”―――削除された文章
記者のDaemon氏は、IGN上のブログにて再び難易度ノーマルでプレイした事を訴え、難易度ハードのアンロックやエンディングは簡潔な場面だったと反論。文章を削除したのは誤解を生む可能性があると思ったからで、レビュー中においても重要な箇所では無かった為、本文を変更した事を記述する必要も無かったとコメントしています。対してCuthbert氏も海外フォーラムNeoGAFなどでさらに反論を繰り広げており、騒動は当分続いていきそうです。
なお『PixelJunk SideScroller』は、海外PSNで既に10月25日より配信中となっています。
(ソース&イメージ: thesixthaxis, NeoGAF)
【関連記事】
E3 11: PixelJunkシリーズ最新作『PixelJunk SideScroller』が発表
オンラインバトルも搭載!『PixelJunk Shooter 2』最新トレイラー
『PixelJunk Shooter 2』シングル&マルチのウォークスルームービー公開
TGS 10: Q-Games、Moveにも対応したサウンドビジュアライザ『PixelJunk. lifelike』を発表
Q-Games、PixelJunkシリーズ最新作『PixelJunk Shooter 2』を発表