
●Gaming Nexus: 85/100
『007 Legends』は厚かましくもジェームズ・ボンド50週年をトリビュートするビッグな作品になろうと試みているが、少しばかり実際の出来よりも野心的すぎたようだ。中身より見た目なストーリー、上手く動作しない新アイディア。しかしマルチプレイヤーは今までと比べれば良い出来で、それだけで007ファンであればコレクションに加えるべき作品となっているだろう。
●Multiplayer.It: 67/100
『007 Legends』はしっかりとしたFPSアクションをお届けしており、各ミッションではステルスか“カジュアル”なアプローチを利用するかの選択肢がプレイヤーには与えられている。しかしシングルプレイヤーは短すぎるし、武器アップグレードシステムは決して良い出来とは言えない。
●Meristation: 50/100
『007 Legends』はジェームズ・ボンドのゲームというよりも『Call of Duty』の作品のようだ。貧弱なステルスゲームプレイと敵AI、しかし最大4人の画面分割マルチプレイヤーと『ゴールデンアイ』のようなヘルスモードは良いクラッシク要素だ。
●IGN: 45/100
もし実際に良い物が出来上がっていれば、今更のこのこと『CoD』の脚本をコピーしてしまうという事実も忘れることが出来ただろう。だが『007 Legends』はただただ退屈で痛々しい。
●Joystiq: 40/100
端的に言って、『007 Legends』はトラップだ。大好きなシリーズの場面を再体験しようとノスタルジックなファンが60ドルを支払うことを望んでいる、『007』のライセンスが付いた退屈でつまらないゲームだ。ボンド愛好家は不完全なストーリーと殆ど見覚えのないアクションシーンに怒るだろう、またシューターファンはイマイチなレベルデザイン、バラエティの欠如、そしてストーリーラインの破錠にうんざりするだろう。
●GameSpot: 35/100
支離滅裂なストーリーによるシリーズへの無礼からお馴染みの声の欠如まで、至るところでミスを犯してしまっている。ゲームプレイはアマチュアが作り始めたボンドテーマの『Call of Duty』Modのようだ。
●Gameblog.fr: 20/100
有名な『007』の任務を追体験するというのは間違いなく魅力的だが、残念ながら結果は忌まわしいものとなった。不快で退屈、時には全くプレイすることすら出来ないFPSで、多様な体験(ステルス、スパイ、チェイスシークエンス)を届けようと努力はしているが、加えられたのは失望と苛立ちだけだ。
海外各地にて今月より発売が開始された『007 Legends』の海外レビュー集となります。開発は2010年発売のリメイク作『GoldenEye 007』で良好な評価を獲得したEurocomが担当。『007』シリーズから選出された名作の名場面が登場するという内容で、ジェームズ・ボンド50週年を祝う作品として映画『007 スカイフォール』と共に登場した本作ですが、ご覧のように海外での評価は芳しくないものとなったようです。
レビュー集積サイトMetacriticにおける平均スコアは、PS3版41/100(レビュー数8)、Xbox 360版が45/100(レビュー数30)と、49/100以下のネガティブレビューゾーンに分類。ユーザースコアも同様のレッドポイントを記録しています。おもに指摘されているのがシングルプレイヤーに関する問題点で、クオリティとボリューム不足、原作ファンも首をかしげるような展開、『Call of Duty』のような派手な演出などが多くのサイトにて批判。一方でマルチプレイヤーモードに関しては評価しているサイトも少なくなく、高評価を与えているサイトでは長所として挙げられています。
なお国内でも2012年12月に公開される『007 スカイフォール』は、海外の有名な映画レビュー集積サイトRotten Tomatoesで96/100と、『007 Legends』とは逆に非常に高い平均スコアを叩きだしているようです。『007 Legends』の国内発売は現在未定となっています。
(ソース: Metacritic)
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