PAX East: Cliffy Bキーノート「ゲームファンはどこよりも平和的な人々」 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

PAX East: Cliffy Bキーノート「ゲームファンはどこよりも平和的な人々」

PAX East初日、ボストンコンベンションセンター3Fの数千人規模を収容するメインシアター(Ballroom)で、元Epic Gamesのゲームデザイナー Cliff Bleszinski氏 のキーノート“ Storytime with Cliff Bleszinski ”が実施。開始前から長蛇の列ができ、巨大なホールはあっ

ゲーム文化 カルチャー

PAX East初日、ボストンコンベンションセンター3Fの数千人規模を収容するメインシアター(Ballroom)で、元Epic GamesのゲームデザイナーCliff Bleszinski氏のキーノート“Storytime with Cliff Bleszinski”が実施。開始前から長蛇の列ができ、巨大なホールはあっという間に満席状態。そのカリスマ性と人気ぶりは並大抵ではありません。

キーノートは、まず話題のVRヘッドセットOculus Riftへの強い関心が示された後“ストーリー”すなわちCliffy Bの幼少時代にまでさかのぼる過去、そして自身がビデオゲームに身を投じることになったルーツが深く語られました。


任天堂信者だった少年時代、そのおかげで学校でいじめにあった顛末、突然の父親の死、ゲームを通じた妻との出会い、そして結婚、現在に至るまで、様々なエピソードがお得意のマシンガン的な早口で次々と語られ、会場ぎっしりのオーディエンスを沸かせる様は、もはやゲームクリエイターというよりエンターテイナーといった方がふさわしいかもしれません。

Cliffy Bは講演の終盤で、コネティカット乱射事件以来、再び取り沙汰される機会が増えたビデオゲームと暴力のトピックにも言及。スポーツの試合などで観客が乱闘する様子を写したスライドを示し、今だかつてゲームのイベントでこのような光景は見たことがない、ゲームファンは紳士的な人々であり、そのコミュニティーはどこよりも平和的であると宣言し、会場から大きな歓声が沸き起こりました。


尚、Bleszinski氏の気になる次回作や今後の動向に関して今回は言及なし。大きな企業で働くのは良いが、ゲームのデザイン面で手の届かないことがある、という趣旨の発言もしていることから、インディペンデントの立場を維持していくことが予想されます。

【関連記事】
「あなたがお金で投票するもの」 Cliffy Bが議論の過熱するアイテム課金について持説を展開
今のビデオゲーム業界は大規模な動乱状態−Cliff Bleszinski
Cliff Bleszinski氏が3月にボストンで開催されるイベントPAX Eastの“Storytime“に登場へ
Cliffy Bが新スタジオ設立を視野に。『BlueStreak』なる新アイデアも
Cliffy BがVGA 2012に出席予定 「何か特別なことをしている」
パリを訪問中のCliffy Bに謎の小包が届く−Ubisoftと極秘に接触か
Cliffy Bが「カプコン、俺を呼んでくれ」とツイート
休暇中のCliffy BがActivision、EA、Zyngaなどの大手企業を訪問
Cliffy Bが『バイオハザード6』をプレイ 「今のところ楽しんでいる」
『Gears of War』シリーズで知られるゲームデザイナーCliff Bleszinski氏がEpic Gamesを退社
《Rio Tani》
【注目の記事】[PR]

特集

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. まさか本物なわけが…お笑い芸人のYoutubeアカウントが『CS2』プロプレイヤーのライブ配信映像に乗っ取り被害―一時は登録者数遥かに上回る視聴者集まる

    まさか本物なわけが…お笑い芸人のYoutubeアカウントが『CS2』プロプレイヤーのライブ配信映像に乗っ取り被害―一時は登録者数遥かに上回る視聴者集まる

  2. 「リザードン」型の「チートス」が発見される。オークションにかけられ落札提示価格は100万円を突破

    「リザードン」型の「チートス」が発見される。オークションにかけられ落札提示価格は100万円を突破

  3. Skype2025年5月に完全終了との報道。2020年以降はDiscord利用が圧勝に

    Skype2025年5月に完全終了との報道。2020年以降はDiscord利用が圧勝に

  4. 「RTA in Japan」がTwitch上のダイジェスト映像をすべて削除へ―2025年4月から実施されるダイジェスト&アップロード100時間制限発表を受け

  5. Steamに突如スクショ無し説明無しの名無しゲーム現る。ストアそのもの使ったARGの可能性も、審査の隙をついた行為に賛否の声

  6. あのゾンビもリアルになってキモかわいい!?2025年4月25日公開迫る『マインクラフト』実写映画版、新映像!

  7. 『スカイリム』発売直前2週間で執念の人力バランス調整がされていた―AIシミュレーションには限界があると元開発者語る

  8. 発売中止SFCゲーム『クーリースカンク』復刻プロジェクトのクラウドファンディングが開始!

  9. 「インディーゲームの簒奪」渦中の無許諾『Elona 2』こと『黒星勇者』、「正規のIPライセンスを取得」と説明も…食い違う証言、そして海外版は事前に「著作権問題」のためタイトル変更されていた

  10. 「身の程を弁えない駄犬には教育が必要です」―プラモデル「30MM」に『アーマード・コア6』より「オープンフェイス」が登場。9月発売予定

アクセスランキングをもっと見る

page top