障害を持つ人のゲームプレイを支援する団体“SpecialEffect”が、チャリティー企画としてPC向けFPS『Team Fortress 2』用の新アイテム“The SpecialEffect Charity Set 2013”を制作し、Steam Workshopに投稿しました。そこで大きな評価を得て正式にゲームに採用された際は、アイテムの売り上げから得られる報酬の99%を、障害を持つ人がゲームをプレイするための専用制御装置製作などにあてるそうです。
投稿されたアイテムは“The Virtual Viewfinder”、“The Belly Buttons”、“The Quarter Cabinet”の3つ。いずれも過去に投稿アイテムの採用経験を持つ有名アイテム制作者らがデザインを手がけています。またこの企画はセガのデジタルディストリビューションディレクターJames Schall氏による発案との事です。
「私達は専用のゲーム制御装置で人々に望みを与えるため、今年は750,000英ポンドを必要としています。私達はこの技術を、それを最も必要とする人々の家や病院に直接提供しており、目や脳波で操作できる最先端の設備を通じて重大な障害を持つ人々の生活を変えています」 - SpecialEffect創立者 Mick Donegan氏
いずれにせよ正式に採用されなければ始まらないので、Steamアカウントをお持ちの賛同者は是非投票しておきましょう。ちなみに、これまでに『Team Fortress 2』採用アイテムの制作に携わった400人以上の寄与者及びパートナー支払われた報酬総額は1000万ドルを超えているという事で、今回投稿されたアイテムが採用されればSpecialEffectにとって大きな支援となるのではないでしょうか。
(ソース&イメージ: SpecialEffect, Steam Workshop via GameIndustry International, 公式ブログ)
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