海外でナードな浮世絵アーティストとして有名なJed Henry氏が、江戸時代の猿が主役という異色の格闘アクションゲーム『Edo Superstar』を正式発表しました。現在Kickstarterにて6万5千ドルの獲得を目指すクラウドファンディングを実施しており、開始1日目にして1万ドル以上を集めるなどすでに注目が集まっています。
日本一のスターになるため滋賀忍者の里で修行を積み、ただし忍者では人気者になれないので里を抜けた猿“勝(まさる)”が、お喋りネズミの案内のもと日本中の悪名高い者たちと戦いを繰り広げていくという『Edo Superstar』。プレイヤーは“まさる”となって様々な悪者と拳を交えながら、江戸のスーパースターを目指すことになります。
ゲームはiOS/Androidが対象のタッチタブレット専用ゲームとなっており、画面上で様々なタッチ操作を行うことで従来の2D格闘ゲームのように必殺技を発動することができます。例えばタップ(頭ジャブ)、上スワイプ(アッパーカット)、左右スワイプ(投げ)と連続操作を行うと、“Judo Crush”という必殺技を放つことが可能。プレイ映像では直感的かつスピーディーな操作感が披露されています。
また美麗な浮世絵ビジュアルとアニメーションは本作最大の魅力。『Edo Superstar』を製作するJed Henry氏は、過去にも『メトロイド』のサムスや『ゼルダの伝説』のリンクなどを浮世絵で描いてきた自他共に認めるナードで日本好きな浮世絵アーティスト。またこれに加え日本の木版画職人として知られるデービット・ブル氏が『Edo Superstar』をテーマにした木版画を出資者に提供するほか、Henry氏の弟だという作曲家Jordan Henry氏による軽やかな和風ポップサウンドも素晴らしいトラックばかりとなっています。
なお同作はiOS/Android以外にも集まった額によってはWindows 8やPS Vita/Wii U/3DSなどでのリリースも検討するとのことです。下手すれば日本人以上に日本のクラシックソウルを見事捉え描いた格闘アクションゲーム『Edo Superstar』は、現地時間の9月5日までKickstarterにてクラウドファンディングのキャンペーンを実施予定です。
(ソース&イメージ: Edo Superstar)
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