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11月開催のBlizzConでは次世代機PlayStation 4版の展示も決まった、『Diablo III』の第1弾エキスパンション『Reaper of Souls』。公式ブログ上で、本拡張パックで導入される新たなNPC Artisan“Mystic”のディテールが公開されています。
当初は『Diablo III』バニラバージョンで採用予定だったものの見送りになっていた“Mystic”は、Myriam Jahziaの名を持つぽっちゃり系の女性NPCで、アイテムの効果をリロールする“Enchanting”、そして装備の見た目をカスタマイズする“Transmogrification”を担当します。
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『WoW』プレイヤーにとって“Enchanting”といえば、装備に追加のステータスを付与する要素でしたが、『Diablo III』の“Enchanting”は、RareまたはLegendaryアイテムに付加した効果のうち1つをリロールできるというもの。大部分のアイテム効果がリロール対象になるといい、各Actの拠点にいるMysticに指定の素材とゴールドを支払えば、何度でもやり直すことができ、気に入らないリロール結果だった場合は元の効果に戻すことも可能。
注意点として、一旦1つの効果をリロールすると、それ以外の効果はロックされてEnchanting不可となり、アイテム自体もBoA(バインド・オン・アカウント)になるとのこと。
同じく『WoW』に存在する“Transmogrification”は、装備品の見た目を別のアイテムのモデルに変更できる要素。Transmogrificationを行うには、まず各レアリティのアイテムをアンロックする必要が生じ、Common/Magic/Rareの場合はMysticをレベルアップさせることで、Legendary/Setの場合は対象アイテムを自力で鑑定することでカスタマイズ対象になります。
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Transmogrificationの手順はスクリーンショットを見ても分かる通り大変シンプルなもの。実行にはいくらかのゴールドが必要です。このシステムにより、Legendary/Setアイテムの見た目が自由に変えられるだけでなく、いわゆる“ゴミアイテム”でもTransmogrification用に集める楽しみが増すかもしれません。
なお、Enchantingと同様に、Transmogrificationを行ったアイテムもBoA(トレード不可)扱い。この仕様について一部のプレイヤーからは不満の声が寄せられている様子です。
『Diablo III: Reaper of Souls』は2014年にリリース予定。