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ファン達からの期待が高まる中、今年8月にリリース延期を発表されたUbisoftのアクションアドベンチャー『Watch Dogs』。新たにIGNが行ったUbisoft North America社長へのインタビューの中で、その延期の理由が語られました。
『Watch Dogs』の舞台はコンピュータによって管理された近未来のシカゴ。主人公は街を統括するOSをハッキングすることにより人々が持つデジタルガジェットや建造物、交通機関などにもアクセスすることが出来るというサイバーパンク的世界観が話題になっていました。
Ubisoft North Americaの社長であるLaurent Detoc氏は「発売延期は本当に辛い決断でした。私達は『Watch Dogs』がリリースされれば次世代のゲームの中でも最高の作品になるだろうと信じていました」と自信に満ち溢れたコメントをしながらも「しかし、更なるブラッシュアップが必要でした」と語りました。開発状況に関しては、今年8月に「着々と完成が近付いている」と伝えられておりましたが、今回の延期はゲームの全体的な調整・改善が必要だった点が要因のようです。
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また『GTA V』の記録的なヒットは『Watch Dogs』にも影響を与えているようで、苦渋の決断だったブラッシュアップは『GTA V』と肩を並べる為にどうしても必要だったとのこと。Laurent Detoc氏は「ロックスターの『GTA』シリーズには強いブランド力があります。『GTA』シリーズこそ“プレイヤーが100点満点のスコアを付けたくなるようなゲーム”であり、我々もそのレベルに到達しなければならない」とブランドとしてのロックスターゲームスを強く意識しながらもリスペクトを込めたコメントも残しています。
『Watch Dogs』はPC/Xbox 360/PS3/Wii Uのほか、PS4/Xbox One向けにも開発されており、リリースは2014年春を予定されています。