昨今、盛んに研究開発が行われているVRデバイス。Valveとの協力体制が確立され注目を浴びているVRHMDのOculus Riftや、大掛かりなVirtualizer、ソニーがブロック組み立て式のVRコントローラーを開発中との噂が広まったりと、ゲームデバイスの新時代を予感させる出来事が続々と起こっています。そんな中、全身に装着してゲームを制御するウェアラブルVRコントローラー「Prio VR」が、2月15日から開始したKickstarterプロジェクトで早々に目標額を達成しました。
「Prio VR」は、全身に8個~17個のセンサーを搭載し、ゲームを制御するというもの。8個のセンサーを搭載した上半身のみのLZ版と、12個のセンサーを搭載したLite版、そして17個のセンサーを搭載したPro版の3つのオプションが用意されています。他のデバイス(主にOculus Rift)と組み合わせることによって、より高度なVR体験を実現できるとのこと。
昨年9月にもKickstarterプロジェクトを実施し、225,000ドルという目標設定と、様々な要因から目標額の半分111,237ドルしか集めることができず一度失敗しています。今回は75,000ドルという前回より低い目標設定ながら、残り41日を残して前回を上回る139,055ドルを集め、目標額を達成。プロトタイプは完成しており、プロジェクトによって集めたお金は、人間工学に基づいたスーツを作る費用と、生産するための初期費用に用いることになるようです。
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UPDATE(2014/2/18 13:30): 一部記述を修正しました。コメントでのご指摘ありがとうございます。