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昨年PCとXbox LIVE アーケード向けにリリースされ海外メディアから好評化を獲得、先日には75万本セールスの突破も伝えられたステルスアクション『Monaco』。同作の開発元であるPocketwatch Gamesが、次回作として取り組んでいるコードネーム『Armada』のコンセプトをを公式ブログにて公開しました。
「クリックの戦いでは無く、知力による戦いのようなRTSがプレイしたい。ハイレベルな競争はしたいが、友人たちにもRTSジャンルを紹介できるようになりたい。戦略に構築性がありながらも、複雑さとマイクロは取っ付き易く楽しいRTSが欲しい」と語りだした開発者Andy Schatz氏。『Monaco』では操作性をシンプルにしながらも様々なスキルレベルに対応した複雑なゲームを構築したと語るSchatz氏は、これをRTSでもやってみたいと話し、それがコードネーム『Armada』であると紹介しています。
『Command and Conquer』や『Halo Wars』など、PS3やXbox 360でも数多く登場したゲームパッド操作対応のRTSですが、Schatz氏は未だデュアルアナログのゲームパッドにて感触良くプレイ出来るRTSは誰も作っていないと指摘。我々がそれをはじめてやり遂げたいとし、『StarCraft II』のような伝統的RTSのプレイ感覚と、キーボード&マウスでプレイする楽しさをデュアルアナログでも平等に構築したいとしています。
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公開されたコンセプト段階のイメージ。戦略の面では「攻撃/防衛/経済」という三すくみが採用され、あくまで伝統的なRTSのような対戦型ゲームが目指されているとのこと
具体的にゲーム内では、プレイヤーは建築物を構築し、勢力を引き連れて戦いに進み、偵察し、時には自身のために戦う「Champion」と呼ばれるキャラクターを操作。プレイヤーが率いる勢力ユニットはそれぞれがクラス毎に決定されたAIに沿って行動します。例えばスポーン地点で守衛を行うユニット、リソースを回収するユニット、敵を探して攻撃するユニットなどが登場し、大部分のユニットをチャンピオンが引き連れることが可能となるようです。
現在主流のDota系やMOBAに勢力を引き連れるユニット管理の概念を加えた作品と見られる『Armada』。まだ開発は始まったばかりですが、興味深いデザインアイディアがどのように完成するのか、続報が気になるところです。