この『Thief』v1.3アップデートでは、AMDのグラフィックAPI「Mantle」に対応するほか、「Ture Audio」にも対応。Image Based Reflectionsが64bit版専用オプションになったほか、自動的にテクスチャークオリティを設定する"Automatically Limit Texture Quality"オプションが追加。その他、修正点では、メダリオンアイコンの修正や、32bit版使用示威の字幕の修正、特定のセットアップ時にクラッシュする問題点の修正や、Eyefinity使用時のマウス位置補正の修正、そして様々なクラッシュの修正と、最適化が行われたとのこと。この「Mantle」は、ゲーム起動設定のチェックボックスから利用できます。
専用のチップに音声処理を実行し、全体の処理を軽くする「TureAudio」はAMDのRadeon R9 290シリーズと、R7 260シリーズに対応。また「Mantle」はRadeonのR9シリーズと、R7シリーズに対応しています。また、AMDの発表によれば、この対応で『Thief』のパフォーマンスはR9 280Xで23%向上、R9シリーズでも全体的にパフォーマンスが2割り近く改善されます。
さらに、AMDの『Thief』の「Mantale」対応に合わせたWindows 7/8/8.1向けのCatalystドライバアップデート14.3 Betaが配信中。ドライバ導入は自己責任でお願いします。
このBetaドライバでは、前途『Thief』に対応するほか、『Call of Duty: Ghosts』のロード時間を改善するQUAD CrossFireプロファイルアップデート、通常時と『Battlefield 4』の「Mantle」有効時のCrossFire使用時(そしてV-sync有効)の音声問題が解決。
現在確認されている問題では、Kaveri APUを利用したWindows 8.1環境下における、AMD Enduro technologyインストール/アンインストール時の安定性問題(解決するにはEnduroを無効)。CrossFire利用時のセカンダリGPUが低消費電力状態に移行しない問題(次期アップデートで解決)。CrossFire構成での『Thief』(Direct Xを利用した)における、ライティングのフリッカー問題は次期ベータリリースで解決されるほかに、Quad CrossFire構成時における『Battlefield 4』(Direct Xを利用)でのEyefinityディスプレイ構成での速度低下や安定性問題。『Titanfall』における同CrossFire構成時ちらつき問題などが報告されています。
海外メディアPC Games HardwareによるPC版『Thief』の「Ture Auio」使用映像