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プレイヤーが2チームに分かれて対戦するRTSの1ジャンルであるMOBA(Multiplayer online battle arena)。近年Riot Gamesの『League of Legends』やValveの『Dota2』がリリースされ、その他新作も数々発表されている成長分野ですが、なんと全MOBAプレイヤーのうちの”89%”が『League of Legends』をプレイしているという調査が報告されました。『League of Legends』単体の規模に関する報告はこれまで何度もリリースされて来ましたが、MOBA全体と絡めたものは貴重で驚きの結果となっています。
この調査はゲーム市場のリサーチ&コンサルティングカンパニーであるEEDAR社のGeoffrey Zatkin氏が「GDC 14」のGDC 2014のビジネス・マーケティング向けセッション「Awesome Video Game Data 2014」で報告したものです。氏は同時にプロスポーツとの観客数の比較についての報告も行っています。現在の『League of Legends』の大会の決勝戦を配信を含めたライブ観戦数は、アメリカ4大スポーツの1つであるNHL(ナショナルホッケーリーグ)の優勝決定戦の視聴数に匹敵し、また録画視聴も含めた総視聴数は2013年のNBA(全米プロバスケットボール)の視聴数に迫っていたとの結果を出しています。
Geoffrey Zatkin氏はカンファレンスの最後に仮に現在の成長を続けていけば、『League of Legends』は最終的にサッカーワールドカップの視聴数と同等の規模まで発展する可能性があるとも述べています。