「『Destiny』でいいキャラクターを作るのに、まずは過去に何が成功したかを見るべきです」と、Shepherd氏はマスタチーフの写真を見せながら語りはじめました。マスタチーフは歴代のゲームの中で最も認知度が高いキャラクターの一つであり、大成功と言っても過言ではありません。マスタチーフのどこがそこまで印象的かと追求すると、「仮面をかぶっている」ところだと同氏が説明します。「顔のない勇者がいると、自分が勇者になれる」
成功例である「顔のないヘルメット」を元にして『Destiny』のキャラクターを作ることにしたといいます。「Destiny世界のヒーローはあなたです」という理念をもち、作成に取り組んだと話しました。
『Desiny』にはクラスが三つ存在します。それぞれ武器や見た目が異なり、装備するアイテムの形が変わります。
◆Hunter

◆Warlock

◆Titan

ここまで多様なクラスや見た目を持つキャラクターに、どうやってカスタマイズを充実させるかという難問がありました。「一つのキャラクターのための一つのヘルメットだけに何時間もかかるようなら、現実的にプレイヤーが望むほどのカスタマイズ性を与えられない」と同氏が説明しました。その難問を超えるため特別にパーツクリエーションシステムを作りあげました。キャラクターデザイナーが「ベースパーツ」(頭、胴、腕、足)から選び、少しいじって、3時間くらいで新しいパーツが出来上がります。パーツの色、テクスチャー、素材などを自由に変更することができます。
また、ベースがベースを共有しているので、パーツを再利用することもできます。今後の作品(追加や拡張コンテンツ)に向けて、簡単に編集したりいじったりできるようにするのが目的でした。