あのイケメン特有のフィニッシュポーズも確認できる『Orcs Must Die! Unchained』アナウンストレイラー
『Age of Empire』シリーズを生み出したスタッフ達が設立したRobot Entertainmentより全2作がリリースされ、オーク達をあの手この手で撃退していくタワーディフェンス3Dアクションとして高評価を獲得した『Orus Must Die!』。本日Robotがこのシリーズの最新作『Orus Must Die! Unchained』を正式発表しました。
これは海外メディアIGNにて独占アナウンス記事が掲載され明らかとなったもので、PC向けにリリースされる『Orcs Must Die! Unchained』は5vs5のF2Pマルチプレイヤーゲームとなる予定。ソロプレイやボットと戦うCo-opモードも搭載しており、MOBAとカスタマイズ可能なカードゲームのアクション、戦略性を備えていることが明らかにされています。
RobotのCEOであるPatrick Hudson氏によれば、スタジオ内では『OMD! Unchained』は「要塞包囲ゲーム」と呼ばれているとのこと。過去作で見られた大量の敵をWave形式で倒していくスタイルに加え、ミニオン達を引き連れて敵の本拠地を目指す攻撃のシーンも追加されており、攻防が同時に発生するMOBAスタイルのタイトルになっているようです。ただし同作はもちろん『Orcs Must Die!』、攻撃に転じた際には道中に敵チームのトラップが敷き詰められており、防衛線をなんとか突破する必要があります。
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ゲーム内にはWar MageとSorceressによって再建された「Order」の人類勢力と、新たに発見されたリフトより出没した新ヴィラン「Unchained」が率いる勢力が登場。ヒーローは十数体が登場し、例えば近接攻撃特化のキャラクター、ミニオンを強化する"リーダー"、ほかのヒーローをバフするサポート役、トラップを強化するディフェンスヒーローが存在。大半のヒーローがミニオンの進軍をサポートするためトラップを妨害するいくつかのアビリティを有しているとのこと。
またゲーム中に登場するミニオン達は過去作よろしくただただ前進するだけの存在となっていますが、プレイヤー達はミニオンたちがいつどの経路を進軍していくか決定できるようになりました。弱点を突くようなトラップ構成で敵ミニオンを撃退しつつ、自軍ミニオンで敵のトラップを撃破し本拠地に辿り着く、というデザインになっているようです。
装備品やミニオンはプレイヤーがアンロック式カードのデッキを組みマッチ前に準備を済ませておくというスタイルで、これらカードは有料では販売されないことが明言されています。なお各種装備やアイテムのバランスに関し、軽量級のオーガを全て風で吹き飛ばせてしまうことが出来た「Wind Belt」を例に挙げたFischer氏は、F2Pの対戦ゲームとして多数のアイテムを再評価しているともコメントしました。
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Free-to-Play採用について、Fischer氏はペイ式のダウンロードゲームがアジアとロシアの市場獲得には適していないことを理由として挙げています。どのような形でユーザーがお金を支払い何を手に入れるのかは明らかにされていないませんが、Pay-to-Winの構図とならないよう細心の注意が払われており、またそのデザインはRiot Gamesの『League of Legends』にインスパイアされているようです。
『Orcs Must Die! Unchained』はFree-to-Playスタイルを採用し2014年後半にもPC向けにリリース予定。多数のフランチャイズがMOBAに参戦している昨今ですが、トラップでの撃退を中心とした『OMD!』シリーズをベースとする『OMD! Unchained』のゲームプレイはまた格別なものとなりそうです。