複雑化した現実世界からの逃避を夢見ている若き開発者「Harm」が主人公となる『To Leave』は、大事な大事な空飛ぶ扉にしがみつき、彼を追い求める「Candiceの大都市」からの逃走を目指すという2Dアクションタイトル。ゲームは襲い来るオブジェクトを避けてマップを進行していくスタイルの作品で、Harmの空飛ぶドアは何かに触れると彼を吸い込み、少し前の場所へと戻してしまいます。言わば「ちょっと壊れた空飛ぶどこでもドア」であり、ほんの少しでも小突いてしまうと勝手に扉が開き、強制的に前に居た場所へと戻されてしまうというわけです。
2012年から開発が進められている『To Leave』は、昨年6月にも第1弾となるオフィシャルトレイラーを公開しており、その映像はドリーミーかつどこか刺激的な世界観と、チルアウト調のBGMがユーザーのハートを鷲掴みにする内容となっています。
クリエイティブディレクターのEstefano Palacios氏によれば、『To Leave』は人生における困難をメタファーとして描く内容。"彼女"と呼ばれる「Candiceの大都市」は、欲望や娯楽で人々を惹き寄せ、大きくなった彼らを燃やして食べ、ただただ成長を続けていくメガロポリスでもあります。
しかし自分が今やっている仕事、築いた立場、友好関係、そして娯楽への依存や中毒によって、そんな恐ろしいはずの大都市から逃れることができない。『To Leave』はそのゲーム内容が示すように、複雑化した現実世界のしがらみから脱却し、新たなことへ挑戦することの困難を描く内容となっているようです。
『To Leave』はPS4/VitaおよびPC/Mac/Linuxにて2014年Q2にもリリース予定。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ゲーム文化 アクセスランキング
-
「リザードン」型の「チートス」が発見される。オークションにかけられ落札提示価格は100万円を突破
-
まさか本物なわけが…お笑い芸人のYoutubeアカウントが『CS2』プロプレイヤーのライブ配信映像に乗っ取り被害―一時は登録者数遥かに上回る視聴者集まる
-
あのゾンビもリアルになってキモかわいい!?2025年4月25日公開迫る『マインクラフト』実写映画版、新映像!
-
Steamに突如スクショ無し説明無しの名無しゲーム現る。ストアそのもの使ったARGの可能性も、審査の隙をついた行為に賛否の声
-
「RTA in Japan」がTwitch上のダイジェスト映像をすべて削除へ―2025年4月から実施されるダイジェスト&アップロード100時間制限発表を受け
-
『ポケモン』ホンダが本気で「コライドン」を作ったら…トヨタミライドンに続く「ホンダコライドンプロジェクト」始動!
-
約10平方kmの都市マップで30人のギャングが奪い合う!『タルコフ』系ローポリPvPvE『OUTLAWED』現地3月3日までの期間限定デモ版配信
-
『スカイリム』発売直前2週間で執念の人力バランス調整がされていた―AIシミュレーションには限界があると元開発者語る
-
『Wizardry Variants Daphne』&「ブレイド&バスタード」コラボイベント3月後半開催決定―特典コード等の詳細公開
-
Vault Boyとのツーショット撮影も可能!『Fallout』グッズ販売やフォトスポット設置の期間限定ストアが渋谷/心斎橋PARCOにて3月に開催