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奇想天外な発想と街を破壊するヤギの迫力で一躍有名になった『Goat Simulator』ですが、道や建物といったゲーム内オブジェクトには象徴となる対象があり、マップそのものは煉獄を表現していると、Steamのコミュニティーページで制作者が説明しています。
これは本作を開発したクリエイター、Armin Ibrisagic氏が『Goat Simulator』のSteam Communityに書き込んだもので、「トンネルの一つに"Himlen"、もう一つには"Helvete"という標識があるのに気が付いただろうか。Google翻訳にかければ分かると思うが、前者は"Heaven(天国)"、後者は"Hell(地獄)"を意味している。悪魔のヤギと天使のヤギ、両方が登場するのはそれが理由なんだ」と解説しています。
続けて、「そういうわけで、五芒星は"Helvete"サインの方に近くなっているし、マップの終わりではデモ(最近のウクライナを描いた時事ネタ)が起こっているんだ。Goathenge(ゲーム内のロケーション名)が地獄に近いのは、進化のために滅びるべき過去に囚われた古い人類を象徴している。一方で、Low Gravity Testing FacilityとBeaconが天国に近いのは、研究と進歩、そして希望の象徴さ。宇宙に行って引っかかるのは、その時が来るまでことを急いではならないということだ」と語っており、ゲーム内の全てには意味があるとのことです。
最後に、「これは氷山の一角に過ぎない。求めるものには与えよ。来るパッチ1.1で追加される新たなマップは自分で分析してみて欲しい」と締めくくり、追加コンテンツにおけるプロットの存在も示唆しました。
荒ぶるヤギと逃げ惑う人間を暴力的に描いた『Goat Simulator』はSteamにて9.99ドルで発売中。今月後半に配信されるバージョン1.1のパッチでは、パルクール要素に加えて4人までのマルチプレイモードと新マップの追加が予定されています。