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以前お伝えしたデンマークの地理庁が『Minecraft』を用いてデンマーク国土を再現するというプロジェクト。4兆個のブロックと1TBのデータを使用するこの超巨大ワールドは爆破禁止の設定で公式サーバーが運営されていましたが、そのデンマーク国土が爆撃されてしまいました。
海外メディアThe Registerが伝えた所によると、爆撃されたのはデンマークの首都コペンハーゲンの一部。跡地にはアメリカの国旗や戦車が設置されており、現場は凄惨たる有り様となっています。爆破禁止であったはずのデンマーク国土ですが、迂闊にもTNT付きトロッコがアクティブとなっていたとのこと。そのことを発見したプレイヤーは速やかに爆撃を開始し、都市を破壊してしまったようです。
一時、再起動を行い破壊行為に伴いワールドを一新することが考えられましたが、地理庁の広報担当者Chris Hammeken氏は「都市全体が更地にされたわけではない。(ワールドには)新しい建物が追加されているため、『Minecraft』の性質を考え再起動はしない。新しいものが作成されていない場所では、時々再構築を行うけどね。」と語っています。
デンマークを再現したワールドには約19,000人のユニークユーザーがアクセスし、20万回以上のマップダウンロードが行われた様子。Hammeken氏は「世界中の多くのプレイヤーが派手で素敵なものを作成し、楽しんでいるのを見て非常に満足している」と喜びのコメントを残しています。