2013年、ドイツ空軍で運用されていた双発爆撃機Do 17が『World of Tanks』や『World of Warplanes』を開発運営するWargamingとロンドンにあるイギリス王立空軍博物館(RAF Museum)が協力し、海中より引き上げられました。Wargamingはその機体の修復作業を2015年中に完了させ、王立空軍博物館で展示することを発表しました。
Do 17は1940年8月26日(恐らくバトル・オブ・ブリテン時)に撃墜された機体で、イギリス沖、ドーバー海峡のやや東にあるグッドウィンサンズの海底で発見されました。現在、ボランティアチームの協力の下、修復作業が進められており、修復完了後、イギリス王立空軍博物館のWargaming.net特設ブースにて展示される予定とのこと。修復、展示が行われれば世界で唯一の現存するDo 17となります。
WargamingのSpecial Projects DirectorであるTracy Spaight氏は「世界中の方々と共にDo17の修復作業をすすめられている事はとても喜ばしく、そして素晴らしい経験です。Wargamingは今後も軍事史の保全に協力したいと考えております。」とコメントしています。
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ビルマで発見されたイギリス戦闘機スピットファイアの発掘や、超重量戦車マウスの走行復元プロジェクトなど、軍事史の保全、レストアに力を入れるWargaming。山口県の柱島沖に沈んでいる戦艦「陸奥」の引き上げを行ってくれないか、夢見てしまいます。
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■Do 17について
Do(ドルニエ) 17は第二次世界大戦中、1,500機以上製造され、双発、双垂直尾翼といった独特なフォルムを持つ双発爆撃機です。通称「空飛ぶ鉛筆」とも呼ばれました。