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インディーゲームのローカライズ/ディストリビュートを行うPLAYISMは、先日、5月11日に3周年記念のパーティーを行いました。会場の大阪エズ北浜店には、たくさんのクリエイターやファンが訪れ、交流を深めました。
会場内にはいくつものモニターとデバイスが設置され、PLAYISMの配信タイトルやレトルゲームが自由に遊べます。中でもFullPowerSideAttack.comは、2Dアクションパズルゲームの『TorqueL(トルクル)』の景品付きデモプレイイベントを開催。全20ステージをクリアした方には、『TorqueL』のロゴ&キャラクターTシャツがプレゼントされるということで、クリエイターやゲーム実況配信者、一般の参加者まで多くの人が挑戦していました。
今回は、FullPowerSideAttack.com代表のなんも氏のインタビューと共に、プレイ大会の様子を動画と写真でお届けします。
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――今日展示しているのは、まだ開発段階のものですか?
なんも:
ざっくり30%くらいです。これから新たにステージのギミックを考えたい。今は固定された壁や回転するブロックくらいしかないですが、ギミックを追加して、さらにレベルデザインをしようと思っています。
――何ステージくらいを予定していますか?
なんも:
ざっくり50くらいかな。でも全部、プレイするというよりも途中でゴールが複数あって分岐するようにしたい。『海腹川背』っていうゲームがあったじゃないですか。あれも分岐しますが、そんな感じにしたいですね。
――なるほど。そうするとストーリー的な要素も必要になってきませんか?
なんも:
ストーリーというほどではないですが、キャラクターが死んだときのモーションは作り込んでいます。明確な物語はないんですが、世界観や雰囲気みたいなものは出したいですね。
――これまでも展示を行ってきたと思いますが、プレイヤーからの要望はどうですか?
なんも:
ステージのエディタが欲しいという声は多いです。ただその意見は、人気があるゲームの売れ線な要素を入れろっていう風に聞こえるんですね。だから、自分の作りたいものと合っているかどうかはまた別です。
――なるほど。とりあえず「マルチプレイ出せ!」みたいな(笑)。
なんも:
僕が一人で作っているので、最終的には決めるのは自分です。あとはスマートフォン版が欲しいとかいう意見もありますね。でもそれはまったく別のものになりますよね。コントローラーを前提にしたゲームなので、もしスマートフォンで作るとしてもまったく別もの。初期の段階からiPhoneで出してくれたら遊べるのにという声は多かった。でも「そういうものじゃねーから!」って思いますよね(笑)。
――完成版はいつリリースされるんですか?
なんも:
今年中を予定しています。とりあえず最初のパッケージは、ファミコンソフトみたいな感じを考えています。その後、マップエディタをリリースするかもしれませんが、別ものになると思います。
――ちなみに今回の展示しているのは特別なバージョンですか?
なんも:
一応、今年のBitSummitで出展したバージョンにちょっと修正をいれただけです。ステージ数はかわってなく、全20ステージ。BitSummitで展示したときは、すべてのステージを遊んでくれる人はそんなにいなかった。だから今回は全部クリアしたら景品がもらえるようにしました。
――ありがとうございます。
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なおパーティーと同時に『TorqueL』の公式サイトがオープンしました。2014年内に PS4/PSVita/PC 向けにリリースを予定しています。