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一見地味な間違い探しゲームながらも空虚な世界観とプレイヤーのゲームプレイが徐々に大きな展開へと直結していく内容で、昨年インディーゲームにて高い評価を獲得した『Papers, Please』。同作の開発者であるLucas Pope氏が次回作『Retur of the Obra Dinn』の構想を海外のインディーゲームフォーラムにて明らかにしました。
欧州とアジアの間で貿易が活発に行われたていた航海時代を背景とする『Return of the Obra Dinn』は、3Dの1人称視点ミステリーゲーム。プレイヤーは東インド会社ロンドンオフィスの保険調査員。1802年にロンドンからオリエントの喜望峰へ向かう中で姿を消し、6年後港へ突如姿を表した商船「Obra Dinn」を調査することになります。「Obra Dinn」は200トン以上の積み荷を積んでいたものの、帆に傷を負い乗組員が1人も居ない状況へと変貌しており、船長の航海日誌を復元して事の真相を探らなければなりません。
Lucas Pope氏によれば、『Return of the Obra Dinn』は同氏の代表作となった『Papers, Please』含む過去作とは大きく異る作品になるよう挑戦しており、特にレンダリング、ストーリー、少数のテクニカルなフィーチャーにフォーカスしているとのこと。「アイテムを探して乗組員を見つける」という単純な構造ではなく、サスペンスと古い商船の閉鎖空間を持ち合わせた説得力のあるミステリーが描かれるようです。
またUnity 3Dが採用されている同作では「1bitグラフィック」が採用されている点も最大の特徴。最初にコンピューターはMac Plusだったと語るPope氏は、『Return of the Obra Dinn』がリアルタイムの1人称視点ゲームながらも、白黒の古いMacゲームのようなビジュアルを備えていると説明しています。