Blizzardに17年間在籍し『World of Warcraft』のリードデザインも担当したRob Pardo氏が同社を去る

Blizzard Entertainmentの重役であり『World of Warcraft』のリードデザイナーの1人でもあったRob Pardo氏は、公式フォーラム上にて同社を去ることを本日明らかにしました。

Rob Pardo氏は当時初代『Diablo』を発売したばかりのBlizzard Entertainmentに1997年入社。『Diablo II』や『StarCraft』といった同社の名作タイトルに、また『World of Warcraft』ではリードデザイナーの1人として開発に参加。近年はChief Creative Officerとして、Blizzardゲームのデザインを統括する役割を果たしていました。

Battle.netフォーラムにて「Rob Pardoからのメッセージ」と名づけたスレッドを立てたRob Pardo氏は、「すべての終わりは始まりであり、私にとっては今日が新たな始まりを告げる日だ」とコメント。「Blizzardでの17年間を経て、長く思慮深く考えた。困難で苦々しいものだったが、最終的に私は人生とキャリアで次章を追い求めるという刺激的な決断を下した」とユーザーらへBlizzardからの退社を伝えています。

同スレッドではBlizzardがゲームデザイナーにとってベストな場所であること、自身が同社の業績に貢献できたことを誇りに思うこと、またBlizzardのコミュニティが世界で最も熱狂的なファンであることを記しているPardo氏。気になる次の動向については「PCゲーミングの繁栄に新しいコンソール、モバイルゲームやバーチャル・リアリティの現実化など、ゲーム業界は今や刺激的な場所だ」と伝えゲーム業界に残る可能性を示唆したものの、まだ発表する準備ができていないと答えは伏せられています。

Battle.netやTwitter上では多くのファンからRob Pardo氏への賞賛の言葉が寄せられています。

《ishigenn》