問題の渦中にいるのは、中国の有力チーム「DK」。最近行われた大会でも数々の優勝を経験してきたチームで、The International 2012でもベスト4に残った優勝候補の一角です。問題はEvil Geniusとの試合前、中国のゲームサイトGamefyの記者がValveとチームDKの許可無く部屋の様子を撮影し、動画が中国の動画サイトへとアップロードされたというもの。撮影された動画には、DKのコア戦略が含まれており、DKは即座に動画の削除を要求しましたが、動画は既にYouTubeなどへ拡散しており、戦略の流出を防ぐことはできませんでした。
この件に関し、GamefyはチームDKと『Dota 2』のファンから強い抗議を受けて、謝罪文を公開しています。
謝罪文
Gamefyの撮影担当者がValveとチームDKの許可なしにプレイヤールームの撮影を始め、誤って機密情報をアップロードしてしまいました。この行動を心から謝罪します。
映像によってチームDKに引き起こされた問題や不満を認識し、『Dota 2』のファンを傷つけたことを十分に認識しています。Valve社の規則や規制によると、責任者はThe International 2014の報道に参加し続けることは出来ません。また、厳密に組織委員会の規則に従います。Valveからの許可なしにあらゆる種類の映像を撮影するためにプレイヤールームに入ることはありません。
最後に、私達は全ての『Dota 2』ファンや愛好家、チームDK、その他のThe International 2014の選手を含み、全ての許しと理解を得たいと願っています。トーナメントの次のレポートで私達の情熱と熱意を注ぎます。
ここにお詫び申し上げます。
GamefyはThe International 2014での取材を継続することを表明しています。ファンはGamefyの行動に対して、大会の主催者であるValveに処罰するよう求めていますが、今回の件に対して、Valveからのコメントはありません。