これは『Quake LIVE』の新ルールセット内に収録されている変更で、公式サーバーではFFAやチームプレイモードにて採用される予定となっています。従来のルールでプレイしたいユーザー向けのスタイルは「クラシック」ルールセット内に収録されており、デュエルモードの公式サーバーは全てクラシックモード上で動作しているとのこと。新ルールセットの大幅な変更点は以下の通り。
- ■新たなQuake LIVEルールセット
- プレイヤーはジャンプキーをホールドし続けていれば連続でジャンプできるようになった
- プレイヤーは前身キーとジャンプキーをホールドすることで"バニーホップ"ができ、徐々に移動スピードを最大2倍まで増加させることができる
- セレクトモードのロードアウト: プレイヤーは主要武器(新武器hmg、rl、lg、rg)とセカンダリ武器(sg、gl、pg、mg)を選択できる
- 「武器持ち替え」コマンドを追加。デフォルトではfキーで主要武器とセカンダリ武器を持ち替えることができる
- 全てのゲームモードで武器のリスポーンが5秒に統一
- 全てのゲームモードでフレンドリファイアが無しに統一
- 各武器ごとの専用弾薬に変わり共通の弾薬パックを追加、パックを獲得するとインベントリ内の各武器に少量ずつの弾薬が追加される
- 弾薬のリスポーン時間を40秒から10秒に減少
- アーマーやメガヘルス、パワーアップにメディキットといった主要アイテムの「アイテムタイマー」を追加。HUD上ではなくインワールド上でアイテムが再出現するまでの時間を伝える
- アイテムの取得判定ボックスが高くなり、ジャンプして飛び越えてしまうといった形で取り逃すことがなくなった
- パワーアップスポーンPOIを追加、パワーアップがスポーンする10秒前に出現する
- パワーアップPOIを追加、エリア内でパワーアップが取得可能になる時を示す
今回の変更点は『Quake』のルーツを残しつつわかりやすくし、より幅広いオーディエンスを獲得するためのものです。例えば『Quake』の緻密な「アイテム争奪戦」は、アイテム再リスポーンのタイマーをマップ上に表示することで、争奪戦自体を削除するのではなくより理解しやすくなるような調整がなされています。また開発チームは初心者だけでなく、従来のプレイヤーにも近代的なシューターへ一歩近づいたこのルールセットをプレイし楽しんで欲しいと感じているようです。
新作『Unreal Tournament』や『Blue Streak』など再燃するか注目を浴びているアリーナ対戦型のFPSですが、『Quake LIVE』のこの大幅な調整が新規プレイヤーを呼びこむこととなるのか、今後注目が集まりそうです。