Sega of AmericaとGearboxを相手に起きた今回の集団訴訟ですが、先月にもGearboxはゲームやマーケティングの決定権はSegaにあり責任は自社にはないとして訴訟の対象とはならないことを主張。一方でSega of Americaは1億円以上となる125万ドルを支払い和解するプランを先月中旬に提示していました。
9月2日に提示されたSega of Americaの訴えでは、GearboxはSega of Americaと同等にマーケティングに参加しており、時にはセガの知らぬところでプロモーションの内容を決定し、定めていた境界を超えたと伝えられています。Gearboxの共同設立者Randy Pitchford氏がイベント中に展示されたデモを「実際のゲームプレイ」であるとコメントしたことが例として挙げられており、のちにグラフィックの下落やAIの振る舞い、あるいは実装されなかったレベルなどが批判を受けたとSega of Americaは説明。今回のマーケティングの誤りが少なくともGearbox側にもあるとの意向を示しています。
またこの訴えの中でSega of Americaは、十分なロイヤリティを受け取らなかったと伝えているGearboxの主張に対し、Segaはデモの完成時などプロジェクトの進行にあわせて数百万ドルを支払ってきたと反論しています。
ゲーム開発者がイベントの舞台に立ちゲームの内容を紹介することが当たり前となっている昨今ですが、紹介していた内容と実際の製品版が異なっていた場合、責任はパブリッシャーとデベロッパーのどちらにあるのか。Sega of AmericaとGearboxの間に因縁を植え付けてしまった今回の集団訴訟は、もうしばらくのあいだ動向を見守る必要がありそうです。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ニュース アクセスランキング
-
ダンジョンRPG『エルミナージュ』家庭用シリーズ第1弾は『エルミナージュ オリジナル』に決定!発売時期は2025年夏、ゲーム画面や詳細は3月下旬に公開へ
-
【PC版無料配布開始】魔法が自作できる見下ろしアクションADV『ミストラリアの魔術師』Epic Gamesストアにて
-
『モンハンワイルズ』のキャラメイクは「顔テクスチャ」が決め手!あえてデフォルト顔を使って、“美人”のコツを紹介
-
3DダンジョンRPG名作『エルミナージュ』シリーズ、現行家庭用機で復活!第一弾は2025年初夏予定―続報は2月の中旬すぎに
-
「やだ…私のゲームまるまるコピーされて売られてる…!?」海外ゲーム制作者、掲示板で告発
-
『モンハンワイルズ』西野七瀬さんが、久々復活のイャンクック狩猟にチャレンジ!しかし開発陣からは「本作では別の先生役がいる」とも
-
「90歳になってもゲームを更新していたら面白いと思う」―エリック・バロン氏が『Stardew Valley』の更新はいつまでも続けていたいという考えを明らかに
-
【大喜利】『ゲームキャラが書いた謝罪文にありがちなこと』回答募集中!
-
『ダークアンドダーカーモバイル』タイトル変更の見通し―KRAFTONとIRONMACEの契約終了で
-
『Elona 2』開発元が原作者との契約資料を公開―開発におけるIPの独占的、永久的利用を許諾する内容明かされる