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Ubisoftのタクティカルシューターシリーズ最新作『Rainbow Six Siege』。本作を手掛けるUbisoft Montrealは公式Blogにて、仏特殊部隊GIGNの協力を得て開発していることを明らかにしました。
GIGNは仏の国家憲兵隊に所属する治安介入部隊。エールフランス8969便ハイジャック事件など、多数の人質救出ミッションに参加してきた対テロ特殊部隊です。
公式ブログで開発者は、「私達のチームの多くは数々のFPSを開発してきたベテランですが、一日が終わるとただのゲーマーでしか無い」と語り、実際の特殊部隊に相談することで偉大なフィードバックを得ることができたと明かしています。
中でも興味深いのは「隊員と民間人の命」という選択肢を与えられた場合、GIGN隊員は民間人の保護を選択したということ。開発者はこの献身的な精神と制約をエミュレートしたかったと語っています。
ゲームでは実際に人質を最優先する必要があるとゲームデザイナーChris Lee氏は語ります。人質がいるエリアへの侵入は細心の注意が必要で、考えなしに手榴弾などの爆発物を使うことはできないし、銃口の先を慎重に定める必要があるとのこと。人質が居ることで緊張感が増し、他のオブジェクティブタイプとは大幅に違うものになると説明しています。
また、人質を保護すればそのプレイヤーは護衛のため移動速度が遅くなり、ピストルしか使うことが出来ない状態になるとのこと。コミュニケーションとチームワークが、目的を完了する最も重要な要素になるようです。
『Rainbow Six Siege』はPC/PS4/Xbox One向けに、2015年内の発売を予定しています。