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世界中で課題となっているエボラウィルス対策ですが、シアトルのスタートアップ企業Shift Labsが、ビデオゲームの技術を応用したエボラ治療のトレーニング用シミュレーションソフトの試作品を公表しました。
このソフトを使うことで、現地で注意するべきことや、適切な処置の方法を実際に西アフリカに行く前にトレーニングできるそうです。デモでは、現地の医療センターを自由に移動し、医療スタッフにミスがないかを調べたり、患者への対処の仕方を確認することが可能となっています。
試作品の開発は、出資もない状況で少人数で製作されていましたが、現在、Shift Labsでは40名ほどのゲーム開発者やデザイナーを採用し、完成版の開発にあたっているとのことです。
このような疫病対策だけでなく、様々な社会的な取り組みに活用されているゲームの技術。私たちがゲームを楽しむことで発展した技術が社会に還元されるのは感慨深いことではないでしょうか。