1998年にアスミック・エース エンタテインメントより発売された、初代PlayStation向け作品『LSD』。奇抜で異様な世界観が楽しめる「ドリーム・エミュレーター」としてカルト的な人気を博した本作ですが、現在海外ファンによるリメイクプロジェクト『LSD Revamped』が進行しています。
開発を手がけるのは“Figglewatts”ことSam Gibsonさん。彼は2011年10月からこのプロジェクトを始動しましたが、その時点ではゲーム開発及び本作に使用されているUnity3Dゲームエンジンに関する知識は全く無かったそうです。
それから数年、余暇を見つけては開発を進め、ようやくパブリックアルファのリリースに至りました。今後はプレイヤーからのフィードバックを集め、バグの修正や新たなコンテンツの追加などを行っていくとの事です。
- 『LSD Revamped』に関するディテール
- 無料でダウンロード可能。
- 現在の対象プラットフォームはWindowsのみ。Mac/Linux版もまもなくリリース予定。
- Unity3Dゲームエンジンを採用。
- ファンによる3Dモデルや音楽の提供を歓迎。メールにて受付中(詳細は公式サイトにて)。必要とされている3Dモデルのリストはこちら。
- オープンソースプロジェクト。
- オリジナルのゲームの音楽は使われていない。Gibsonさんやファンが制作したサウンドトラックを使用する。しかしオリジナルと同様の雰囲気を持っている。
- オリジナル版の要素に加えて、追加のコンテンツ(新たなエリアや既存レベルのHD版など)も収録予定。
- Modにも完全対応。ValveのSource SDKのような形で、マップエディタ“Sledge”を含むSDKをリリース予定。
ファンによるプレイ映像
『LSD』のファンは非常に気になるであろう『LSD Revamped』。公式サイトでは開発費を賄うための寄付も受け付けています。寄付金はプリレンダリング映像や画像エフェクト、より興味深いイベントの追加の他、VRヘッドセット「Oculus Rift」への対応やUnity Proライセンスの購入に使用されるそうです。