金正恩氏の暗殺を描いた風刺コメディ映画「ザ・インタビュー」が北朝鮮によるソニー・ピクチャーズへのハッキングの原因とされており、一般公開凍結だけでなく米朝間の国際問題にまで発展していることから、北朝鮮の風刺ゲームである『Glorious Leader!』の開発も危ぶまれていましたが、現在のところ開発者のJeff Miller氏はその噂を否定しています。
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同ゲームは2015年1月15日までKickstarterで開発資金調達を行っており、Miller氏は今回の事件をできる限りゲームへ活かしていきたいと語っています。さらに、ソニー・ピクチャーズのスタジオ前で金正恩氏が「ザ・インタビュー」の製作・監督・主演を務めるセス・ローゲン氏を攻撃しているゲーム場面が新たに公開されています。
『Glorious Leader!』はPCやモバイル向けだけでなくコンシューマー機にもリリースを計画しているそうで、10月のハッキング事件以前はソニーがこのゲームに興味を持ってくれていたとMiller氏は語っています。同氏はソニーからのアプローチを未だに待っていると語っているものの、この件に関してSCEAの広報は口をつぐんでいるそうです。
このゲームが本当にリリースできるのか非常に気になりますが、開発スタジオであるMoney Horseの所在地が銀河の彼方であることから、ハッキング対策は万全なのかもしれません。