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2014年、英語圏のネットコミュニティから生まれ社会問題にまで発展した「ゲーマーゲート(GamerGate)問題」ですが、米NBCの人気テレビドラマシリーズ『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』がこの問題をモチーフにしたエピソード「Intimidation Game」を2月11日放送に放送しました。
このエピソードは、ゲーム開発会社で働く女性が、反フェミニズムを掲げるネットコミュ二ティの男性グループから脅迫や偽の通報でSWAT隊送り込む「スワッティング」などの嫌がらせを受け、最終的に誘拐にまで発展するというストーリー。
実際の「ゲーマーゲート問題」と異なり、ネットコミュニティのメンバーが脅迫だけでなく犯行を実行するなど非常に誇張して描かれてはいますが、人気ドラマシリーズの1エピソードとしてモチーフにされるほど、アメリカ社会の中で「ゲーマーゲート問題」への関心は高い状況と見受けられます。しかし、劇中ではゲームと現実の区別がつかなくなった若者といったステレオ的な表現が多分に見られ、現実の問題を取り扱った作品としては賛否を呼ぶかもしれません。