「OSVR」の規格に準拠したハードウェアは「Oculus Rift」そっくりのフォルムの「OSVR Hacker Dev Kit」が現在用意されていて、5.5インチ・1080×1920ドットのフルHDのディスプレイを搭載。視野角は左右90度ずつで合わせて100度。加速度センサー、ジャイロスコープ、コンパスを搭載しています。
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「OSVR Hacker Dev Kit」を正面から見たところ
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上部から。Oculus Riftに似たフォーム
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背部から見たところ
GDC 2015のRazerブースでは「OSVR Hacker Dev Kit」を様々なゲーム環境で体験することができました。ただ、3Dアクションゲームを体験したものの、他のVRヘッドセットとの間で特段の優位性は感じられませんでした。しかし、ハードウェアを得意とするRazerが主導していることや、オープンソースで多数の企業が参加していることは差別化になってきそうです。
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Razerブースの様子
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ブースではパートナー企業による複数のゲームで体験できた
GDCに合わせて13社が新たに参加企業となったことが明らかにされています。世界的なパブリッシャーであるユービーアイソフトや、スマートグラスを開発するVuzixの名前もあります。
ユービーアイソフトの新規事業開発ディレクターのGael Seydoux氏は「OSVRのフレームワークはバーチャルリアリティゲーム業界の壁を打ち破る突破口となり得る存在です。ユービーアイソフトはこれまで最先端の技術をゲームに取り入れてきたので、この機会にRazerやSensicsといったパートナーたちと一緒に新しいものを開発していくのを楽しみにしています」とコメントしています。
また、Unityに加えてUnreal Engine 4とのインテグレーションも発表され、開発環境も整ってきました。
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オープンソースなバーチャルリアリティシステム
「OSVR Hacker Dev Kit」は2015年6月から199ドルで提供予定です。(日本発売は未定)
記事提供元: インサイド