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英国のクラシック音楽専門ラジオ局Classic FMのリスナー投票によって決定されるHall of Fame(殿堂入り)ですが、2015年は植松伸夫氏の『ファイナルファンタジー』シリーズの曲が9位になったと発表されました。
このイベントは、同局が1996年から毎年イースターの週末に開催しているもので、リスナー投票によって優れた音楽がトップ300まで順位付けされます。今年選ばれた300曲の中にはゲームのサウンドトラック曲が12曲含まれており、上位では11位にジェレミー・ソウル氏の『The Elder Scrolls』、30位に下村陽子氏の『キングダムハーツ』の曲が選ばれています。
英インディペンデント紙のインタビューに対しClassic FMのJohn Suchet氏は、ゲーム音楽が若者をクラシック音楽の世界に引き入れていると述べています。また、自身もFFシリーズや任天堂作品のファンであることから、とても素晴らしいことであると語っています。
英国のクラシック音楽チャートで日本のゲーム音楽がランキング上位になるということは、本来は付属品であったゲーム音楽が、すでに独立した音楽ジャンルとして多くの人に受け入れられていると考えられそうです。