Source Engineを採用したMod的作品として知られる『Garry's Mod』。2006年のリリースから根強い人気を誇る同作を生み出したNewman氏は、Modの有料販売スタートについて「驚かれることはないだろうが、私は大賛成です」と語っています。同氏はMod販売に際してユーザーから反発を受けた経験を振り返りながら、Mod販売は自身のキャリアに強く影響したと語り、2件の家や自家用車を与え、30人以上の従業員を擁する企業の立ち上げに繋がったと伝えています。
また、同氏は「いくつかの作品は金銭を払う価値がないものになるでしょう」ともコメント。「開発に費やす時間は10秒のみ、そして誰かがそのModに10ドル以上を払いたいと思う訳でもないなら、価値がないと踏んで有料販売を避けるでしょう」と、Modderの観点から市場を見据えた予測を伝えています。なお、Newman氏はMod市場のバランスは自然に安定化すると考えており、今後もコミュニティーを支配するのは無料配信Modであると見ています。
Newman氏は「Valveやゲームデベロッパーが、(最低限の開発コストをカバーするのに十分な)金銭を望んでいるのは明白なこと」と“ゲーム開発者”としての収益について語っています。そして今回取り沙汰されている“Mod開発者”の収益においては「選択肢が分からない」と語りながら、有料Mod販売によって表出化するであろう「利己的で不愉快な行為」を注目視。「もし気に入らないのなら使わなければ良い。しかし(有料Modを)受け入れてるユーザーに対して、ことのついでに距離を置くのは避けるべきだ」「これは時間が解決する話だ」と、長期的な視野で見たコメントを伝えています。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
ゲーム文化 アクセスランキング
-
お値段53万の“リアル”感!『バイオ RE:4』 より「アシュリー・グラハム」が1/2 スケールで立体化、台座にはLEDライトを内蔵
-
国際的に見た、ロボゲーにおける、非常に独特な文化的交差点の理解【オリーさんのロボゲーコラム】
-
『モンスターハンター』最もエッチなサイトに投稿された“モンスター”ランキングを有志が作成―マスコット猫と首位を争う迅竜
-
新エンドコンテンツ実装の『モンハンワイルズ』無料アプデ第4弾、否寄りレビュー続くもプレイヤー同接数は安定
-
『空の軌跡 the 1st』が「2025年プレイすべきJRPG10選」の1位に!「日本のRPGの中でも最高傑作の一つ」と米ニュースメディア大絶賛
-
幻の発売中止ファミコンゲーム、書籍化計画が立ち上がる。プレイ動画も発掘―『少年魔術師インディ』令和にまさかの復活か
-
海外「ゲーマーグランマ」78歳でこの世去る…ユーモア溢れる映像で240万人以上のTikTokユーザーの心つかむ
-
ドラマ「フォールアウト」の“ルーシー”1/4スタチューが登場。あのくっきりした眼もリアルに再現
-
『月姫』アルクェイドのモデルとされる人物、詳細23年越しに明らかに―海外ファンの調査、実を結ぶ
-
上半身だけのパートナーと接合した状態で旅を進める!ポストサイバーパンク・サバイバルホラーRPG『GRAFT』





