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先日、Oculus VR社の共同創立者Nate Mitchell氏が、製品版「Oculus Rift」の価格は少なくとも300ドルになると伝えていましたが、創立者のPalmer Luckey氏は海外インタビューにおいて、価格が350ドル以上になる可能性を示唆しました。
その理由としては、プロトタイプのDK1やDK2よりも多くの技術が使われているとともに、最初のコンシューマー向けVRヘッドセットであるため、「これは我々が作ることができた最高の体験。品質に関しての妥協はない」と言う必要があったと述べています。
Oculus Riftは消費者向け製品の中でも生産が困難なレンズ、サムスンの共同開発によるVRに最適化されたディスプレイ、そしてトラッキングシステムなど、カスタムハードウェアの塊です。製品版ではプロトタイプ版以上のカスタムハードウェアが使われていますが、コストを上げてでも品質を高めたいという思いがあったそうです。
Palmer Luckey氏は製品版Oculus Riftが購入した人にとって最高のVRヘッドセットとなり、価格に対して得られるものに満足するだろうと語っています。Oculus Riftの他にもサムスンと協力してより低コストなGear VRを手がけるOculus VR社。当たり前のようにVRが利用される時代はもうすぐそこまで来ているのかもしれません。
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Galaxyスマホをはめ込んで使用するGear VR