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E3の開催に合わせ、6月12日から14日まで米ロサンゼルスで開催されているEAの単独イベント「EA Play」。同会場にて、シリーズ最新作となる『Battlefield 1』のプレアルファ版をプレイすることができました。
「EA Play」で体験できたのは、64人が参加できるマルチプレイモード「コンクエスト」。32対32で陣地を奪い合うシリーズおなじみのモードです。ゲームを開始する前に、スタッフの女性からどのようなゲーム内容かや注意事項が説明されました。プレアルファ版であるためか会場の撮影は一切NGに。また、64人が同時に参加できることもあり、多くの来場者が集まっていながらもプレイの待ち時間はほとんどありませんでした。
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舞台が第一次世界大戦となる今作は、徹底的なリサーチにより当時の様子を忠実に再現しているほか、進化したゲームエンジンによる表現で、グラフィックはよりリアルなものへと強化されています。試遊デモはPC版で行われていましたが、マウス&キーボードとXbox Oneコントローラの両方が接続されていました。どちらかを使うとゲーム画面の表示も自動で切り替わる仕様です。操作性はどちらも悪くはありませんが、コントローラにはエイムアシストがないためにPC版では大きく不利になるのは想像するまでもありません。
筆者はとりあえずスタンダードな突撃兵を選択してスタート。基本的なシステムは『Battlefield 4』とは大きく変わりません。当然、航空機や戦車での開始も可能。ゲームの操作フィーリングも前作とあまり変わらない印象で、機関銃を持ったままダッシュできますし、マガジンの交換もサクサクです。リアルにし過ぎて操作性を犠牲にするよりは従来のままのほうが良いという考え方なのかもしれませんが、ここは賛否が分かれそうな要素です。
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しかし、前作のアサルトライフルよりも弾がばらける機関銃をはじめ、ポイントポイントで時代設定を活かしたチューニングを行っているようでした。初めて今作をプレイする参加者がほとんどであることから、筆者も含め前作と同じ立ち回りで動くユーザーが多かったようにも感じられます。マップを把握しそれぞれの武器の特性を理解すると、また違った戦い方になるのかもしれません。
筆者は操作感を確かめるため、キルされるごとにキーボード&マウスとコントローラを変更しながらプレイしていました。そのせいなのか単に下手だったからか、最終的にチームは負け、個人の結果もボロボロに。しかし、64人という大人数でこれまでに体験したことない戦場を駆け巡る楽しさは、確実に感じることができました。
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試遊参加者がもらえるドッグタグ。ちゃんと指定した名前を刻印してくれます