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Naughty DogやSanta Monicaスタジオに並ぶ、ファーストパーティースタジオBend Studioが、E3 2016のSIEプレスカンファレンスで発表した新規IPのPS4タイトル『Days Gone』。E3会場のクローズドシアタールームにて、開発者によるハンズオフデモプレゼンテーションが行われ、様々なゲームディテールが判明したので、まとめてお届けします。
■舞台は謎の化物が徘徊するアメリカ太平洋岸北西部
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『Days Gone』の舞台は、アメリカのオレゴン州を中心とした太平洋岸北西部地域。“Freaker”と呼ばれるゾンビ風のクリーチャーが無数に徘徊する、ポストアポカリプティックな世界です。Freakerは一見するとゾンビのようですが、SIE Bendの開発者いわく、死者ではなく生命のある存在とのこと。
プレイヤーが操作する主人公のDeaconは、元バウンティーハンターのタフな若者で、今は生き延びるためにバイクで旅を続けているという、思わず『ウォーキング・デッド』のダリルを連想してしまうキャラクター設定です。
ゲームエンジンには改良を加えたUnreal Engine 4を採用。天候変化や昼夜のサイクルも取り入れたゴージャスなオープンワールド環境が構築されていて、PS4ハードのポテンシャルをあらためて感じさせます。
■生き延びるためにはクラフティングが必要不可欠
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ゲームは見渡すかぎりの大自然が広がる、オープンワールドのサードパーソンシューター。シングルプレイ専用で、人間同士のドラマを描くストーリーにフォーカス。主人公のDeaconはバイクで長距離を移動しながら、様々なミッションに遭遇したり、辺りを探索してサバイバルに必要な物品を収集します。
本作では、昨今のサバイバルジャンルのゲームでは欠かせない、インベントリやクラフティング要素も搭載。Deaconは手に入れたリソースを組み合わせて、様々な武器や道具を作り出せます。今回披露されたゲームプレイデモ中でも、火炎瓶を作ったり、オイル缶を銃のサイレンサー代わりに利用するシーンを目撃。他にも釘バットのような多彩な近接武器をクラフトできるのだとか。集めたアイテムや武器は、Deaconとバイクそれぞれに用意されたインベントリ上に収納が可能です。
なお、飢えや渇きのシステムもあるかを開発者に質問したところ、ゲームプレイを不便にしてしまうおそれがあるため検討中の段階ということでした。
■Freakerの大群がどこまでも追いかけてくる恐怖のゲームプレイ!
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プレゼンテーションでは、SIE Bendの開発者が実際にコントローラーを手に取り、ゲーム後半部分のミッションを実演。Deaconが、Two Dogという名の男を追跡して採伐工場に足を踏み入れます。ところがTwo Dogをつかまえる前にFreakerの大群に包囲されてしまい、襲われたTwo Dogはあえなく絶命。画面を覆い尽くさんばかりのFreakerの群れからの逃走劇がはじまります。
『Days Gone』のFreakerは、一般的な映画やゲームのゾンビのようにゆっくり歩くのではなく、『Left 4 Dead』シリーズのゾンビのように全力疾走で追いかけてくるのが特徴。なだれのごとく主人公めがけて押し寄せてくるさまは、映画『ワールド・ウォーZ』のワンシーンも連想させます。開発者によると、Freakerにはいくつかのタイプが存在するそうです。
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ゲームプレイでとりわけ印象に残ったのが、マップ環境を利用したアクション。ドラム缶を銃で撃って爆破させるのはお決まりの展開ですが、他にも建物のシャッターを閉じて中に隠れたり(すぐに破壊されますが)、Freakerが渡ろうとしている橋を爆破して下に落としたり、あるいは車のエアバック装置で丸太の山を崩し道を塞いだりと、環境破壊要素も含むギミックがあちこちに用意されています。
洋ゲーファンには気になる点として、ゴア・暴力表現もなかなかのもの。人間の死体から内臓が飛び出しているシーンや、敵の欠損表現も確認できました。
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ゲームプレイデモは、Deaconがあらゆる手を尽くしてFreakerの群れを振り払い、建物の屋根に登って必死に逃げようとするも、結局逃げ道を失い大群に囲まれてしまう絶望的状況をむかえて終了しました。
『Days Gone』の発売日は現時点で未定。続報が待たれます。