返金にまつわる一連の出来事は、Streetrollerと呼ばれる1人のバッカーが、なかなか完成しない『Star Citizen』に愛想を尽かし、これまでの本作に投資した全額(3000ドル)の返金をCloud Imperium Gamesに求めたことから始まります。Streetroller氏の返金要求に対してCIGは、6月16日に返信を行い、規約における支払期日超過などを理由に拒否の姿勢を示したものの、一部返金に応じ、Amazon Payment経由で900ドルの返金を行いました。
全額返金を拒否されたことに不満を感じたStreetroller氏は、その後、カリフォルニア州検事総長事務局や米連邦取引委員会といった政府機関に告発。7月11日に調査官がCIGと接触し、その直後である12日にPaypal経由で1660ドルの返金を受け取ったと報告しています。
この件に対してCloud Imperium Gamesは、『Star Citizen』に対する返金要求は、同社の自由裁量に基づいて対処されているとするコメントを海外メディアに発表。また、今回の返金騒動は(公的機関による圧力などで)特別な処置を行ったわけではないことを強調しています。
2012年10月にKickstarterプロジェクトを実施してから、丸4年が経とうとしている『Star Citizen』。一時期に比べて勢いは落ち着いたものの、今現在も月100万ドルペースでクラウドファンディング額が増えている状況となっています。その壮大なスケールで多くのファンが待ち望んでいる本作ですが、開発状況は定期的に報告されているものの、決定的なリリーススケジュールが示されておらず、先行きの見えない状況にファンの不満が徐々に大きくなっているようです。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
PC アクセスランキング
-
フル3Dで復活した『ToHeart』リメイク版6月26日発売!限定版はファン待望の第一期アニメのリマスター版が全話収録でたったの約1万円
-
『モンハンワイルズ』新キャラは『モンハン4』“加工屋の娘”?ジャケットの紋章など共通点で考察が白熱
-
次の追加キャラクターは…?『無双アビス』が“謎の影”を公開―3月に配信予定のアップデートも予告
-
「Ryzen 7 9800X3D」PC突然死の報告相次ぐ―ASRock Japan「メモリ相性によるブート不良」と断定
-
新作対戦ロボゲー『Mecha BREAK』OBTがSteamレビュー「やや不評」…その理由とは
-
死亡したパイロットは消滅…機械に支配された過酷な世界で傭兵団を結成するアニメチックタクティカルRPG『NITRO GEN OMEGA』体験版配信中
-
“カードの力でルールを変える”基本プレイ無料の5vs5シューター『FragPunk』3月7日に正式リリース!シーズン1「オーバードーン」の情報公開
-
『モンスターハンターワイルズ』いよいよ明日2月28日狩猟解禁!最速でプレイできる機種や特典情報など発売前に知りたい情報をおさらい
-
伝説の海賊を目指すアクションRPG『Trident's Tale』発表―個性豊かなクルーと冒険して海を支配する「嵐のトライデント」を手に入れろ!
-
ゆずソフトの人気恋愛ADV『サノバウィッチ』発売10周年!公式ポストきっかけに「全年齢版あったんだ」と驚きの声。ヒロインの描写が気になる人も多そう