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「東京ゲームショウ2016」に合わせ、ワーナー ゲームは『LEGOスター・ウォーズ/フォースの覚醒』など新作タイトル3本を紹介するメディアセッションを開催しました。
10月13日に日本で発売される『LEGOスター・ウォーズ/フォースの覚醒』のセッションでは、TT Gamesで「LEGO」ゲームシリーズのアソシエイト・プロデューザーを務めているティム・ワイルマン氏から、直接ゲーム内容の解説が行われました。
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ワイルマン氏にとっては12年ぶりに開発に携わったという『LEGOスター・ウォーズ』シリーズ。最新作はルーカスフィルム全面協力の元で開発されており、LEGOでありながら徹底した原作再現が行われています。登場キャラクターの音声は映画のものがそのまま使われており、ゲームの日本語吹き替えも映画の吹き替え版と同じ音声が使われています。(一部声優は変更あり)日本版では英語音声/日本語字幕と日本語好き替えを選択することが可能。また、『フォースの覚醒』の物語を描く12ステージの他に、マーベル・コミック版で描かれていた『エピソード6』と今作をつなぐオフィシャル・ストーリーもゲームで再現されています。この追加エピソードの音声も、映画と同じ俳優を招集し収録したとのこと。音楽はもちろんジョン・ウィリアム氏のサウンドトラック。
ゲームの最初で流れる『スター・ウォーズ』お馴染みのテキストロールですが、こちらはフォントやサイズ、消失点も全く同じというこだわりよう。登場キャラクターは『スター・ウォーズ』ユニバースから200人以上が用意されています。
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LEGOブロックを組み立てオブジェクトを作成し、ステージのパズルを解いていくという要素は健在。ワイルマン氏が直接行ったゲームのデモンストレーションでは、レイやフィン、BB-8を切り替えながら、各キャラクターの特性を活かしたアクションでパズルを解いていく様子が確認できました。
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今作の最大の特徴は、他の『LEGO』フランチャイズとは全く異なる強化されたコンバットシステム。「ブラスターバトル」と呼ばれるコンバットシークエンスでは、カバーアクションを駆使するTPS要素が実装されています。LEGOでタレットを組み立てれば、上空を飛行する敵のタイファイターを打ち落とすこともできます。
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ミレニアムファルコンなどに乗って戦う「フライトセクション」シークエンスでは、従来のレール型のシューティングだけでなく、「アリーナベース」と呼ばれるオープンフィールドを360度を移動しながら戦闘ができるシステムも用意されています。これらシューティングシークエンスの作り込みはなかなか凄まじく、ゲームのそこそこの比重を占めているのだとワイルマン氏は説明します。
PS4/PS3/PS Vita/Wii U/3DSでリリース予定の本作ですが、ハードによるゲーム内容の違いはありませんが、DLCの展開が異なってくるとのこと。
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続いてワイルマン氏は、Steamでリリース『LEGO Worlds』を紹介。2015年6月から早期アクセスが開始され、現在では日本語インターフェイスも搭載されています。LEGOを使ったいわゆる『マインクラフト』系のサンドボックスゲームですが、今年6月にマルチプレイモードが追加され、遊びの幅が大きく広がっています。フレンドと協力して世界を作れるのはもちろん、ドリルの搭載されたビークルやダイナマイトで破壊することも可能。インクを発射する水鉄砲のような道具も用意されているので、フレンドと世界を塗りつくすといった遊び方もできます。
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他にもワーナー ゲームがiOS/Androidでリリースしている基本プレイ無料のシミュレーションゲーム『バットマン:アーカム・アンダーワールド』が紹介されました。こちらは、現在映画公開中の『スーサイド・スクワッド』にも登場するバットマンのヴィランが主役のゲームで、ゴッサムシティの闇社会でトップを目指すという内容となっています。
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メディアセッション会場には巨大なカイロ・レンやLEGOスターウォ―ズのXウングなども展示されていました。