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クロスファンクションより2016年12月にPS4日本語版が発売される、メキシコ産の昆虫横スクロールアクション『MilitAnt』。東京ゲームショウ2016にて、開発のXibalba StudiosのCEO、リカルド・ビヤレアル氏に本作についてのお話を伺うことができました。
『MilitAnt』は昆虫たちの戦いを描いた2.5Dの横スクロールアクションシューティングで、4本の腕に施した2セットの装備をゲーム中に切り替えて使用していくのが特徴の、歯応えのある難易度の作品です。
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――本日はよろしくお願いします。
リカルド・ビヤレアル氏(以下ビヤレアル):よろしくお願いします。
――まず、ゲームはいつ頃から作り始められたのでしょうか?
ビヤレアル氏:1996年、高校の時からです。高校を終えた後、アメリカのワシントン州にあるプログラムの学校へ行き、そこでゲームを2本手がけて、様々な賞を頂いた後にメキシコに戻り、現在のXibalba Studiosを立ち上げました。
――『MilitAnt』の魅力は一体どういった所にあるのでしょうか。
ビヤレアル氏:グラフィックやアートは凄く自信を持って出していて、他のゲームでは見られないものが多いと思っています。テーマが“虫”ということで、映画では近年流行っていますが、ビデオゲームではこのテーマはあまり見られないものなので、それも魅力の一つです。
――テーマは“虫”ということですが、なぜ“虫”がテーマになったのでしょうか。
ビヤレアル氏:最初は単純に人間より腕が多いので、4本の腕に武器をそれぞれ持たせたら、シューティングとしては凄く魅力的で面白いだろうと考えたのが切っ掛けです。(笑いながら)結局、操作が難しいので2セットの装備を切り替える形になってしまいましたが。
――Xibalba Studiosはメキシコのゲームメーカーということで、何か苦労された点などはありましたか。
ビヤレアル氏:11年前にコンソール向けにゲームを作りたかったのですが、その当時はゲーム開発キットを手に入れるのが非常に困難で、結局入手できませんでした。今では無事入手できるようになり、この『MilitAnt』が初のコンソール向けゲームとなります。
――ゲーム開発キットを手に入れるのが困難だったというのは、どういう事情だったのでしょうか。
ビヤレアル氏:当時はコンソール機を出しているような大手メーカーと、メキシコのようなラテンアメリカの国々のゲームメーカーとの間の契約が成り立っていなかったのです。
――最後に、PS4版発売後の『MilitAnt』のアップデート予定などについてお聞かせくださればと思います。
ビヤレアル氏:より面白く、より快適に遊べるように、ユーザーの声にも耳を傾けつつ常にアップデートを予定しています。
インタビュー後、ビヤレアル氏が筆者に伝えてくれた所によれば、社名のXibalba(シバルバー)というのは、メキシコを含む広範な地域にかつて存在していた古代マヤ文明、その神話に登場する地下の冥界から取られたものだとのこと。同氏が手がけた過去のゲームも、古代マヤ文明に関連したテーマを持っていたらしく、運命的なものを感じてこの社名となったそうです。今回の『MilitAnt』が初のコンソール向けゲームとなるビヤレアル氏。これからも氏の活躍に大いに期待したいところです。
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『MilitAnt』PS4日本語版は2016年12月の発売を予定されています。