【年末企画】近年ゲーム業界で巻き起こったブーム10選!―「Free-to-Play」から「VR」まで | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

【年末企画】近年ゲーム業界で巻き起こったブーム10選!―「Free-to-Play」から「VR」まで

まもなく終りを迎える2016年。Game*Sparkでは毎年恒例の年末企画をお届けします。本記事では「ゲーム業界で巻き起こったブーム10選!」と題しまして、近年ゲーム業界で巻き起こったいくつかのブームをご紹介。

Game*Spark オリジナル

まもなく終りを迎える2016年。Game*Sparkでは毎年恒例の年末企画をお届けします。本記事では「ゲーム業界で巻き起こったブーム10選!」と題しまして、近年ゲーム業界で巻き起こったいくつかのブームをご紹介。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


“Free-to-Play”いわゆる“基本プレイ無料”の仕組み自体は以前よりアジア地域のMMORPGジャンルで多用されていましたが、2011年頃から欧米でも採用が徐々に増加。2012年以降はコンソール向けの登場や既存タイトルのFree-to-Play化など、各社がこぞってFree-to-Playゲームをリリースしました。

有料製品からF2P化した『Team Fortress 2』では、箱+鍵の課金モデルも生み出した

そのブームに便乗してゲームバランス、課金アイテムの影響(Pay-to-Win)、クオリティに問題を抱えるタイトルが頻出した時期もありましたが、2016年現在はブームも落ち着き、洗練されたタイトルを残して淘汰されていきました。ちなみに、そんなこともあってか従来からの買い切り型タイトルも改めて再評価されるようにもなりました。

国内向けにも展開中の『ハースストーン』

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


開発途中の状態でゲームを販売し、資金を稼ぐとともにユーザーからのフィードバックを得るこの仕組みは、2010年に『Minecraft』のアルファ版がヒットしたことで広まりました。2013年にはSteamが新サービス“Steam早期アクセス(Steam Early Access)”を開始したことにより、採用タイトルが爆発的に増加。その結果、これまでの仕組みでは埋もれていたかもしれない優れたインディーゲームに出会えるようになりました。

『DayZ』は早期アクセスの欠点や利点を明らかにした

しかしながら、後に開発が中止される、いつまで経っても正式版にならない、仕組みを理解していないユーザーからの的外れな批判といった問題も存在しており、今後のさらなる発展にはそれらの問題が解決される必要があります。

早期アクセス中に開発者がいなくなってしまった『The Stomping Land』

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


オープンワールドゲームの派生とも言えるサンドボックスゲームは、早期アクセスと同様『Minecraft』のヒットからブームが始まりました。プレイヤーの創造力が試される高い自由度はまさにデジタル版LEGOブロックであり、新たなゲームの楽しみ方を提供。以降、宇宙や惑星、海中や恐竜世界、中世やポストアポカリプスなど、様々なテーマのサンドボックスゲームが登場し、現在もそのブームは続いています。

『Minecraft』登場以降、多数のクローンゲームがリリースされた

なお、サンドボックスゲームは早期アクセスでのリリースが多く、いつまで経っても完成しないのではないかと不安視される傾向がありますが、アップデートで少しずつアイテムなどが増えていく過程が面白いという方もいるのではないでしょうか。

なんやかんや言われつつも更新は続く『ARK: Survival Evolved』

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


2002年の実写映画版「バイオハザード」のヒットにより、映画業界で再び盛り上がっていたゾンビ物。ゲーム業界では2000年代中盤より『Killing Floor』、『デッドライジング』、『Left 4 Dead』などを皮切りに、“ゾンビサバイバル”ジャンルのゲームが増加していきました。ゾンビ人気はミリタリーFPSシリーズ『Call of Duty』にも影響を与え、『Call of Duty: World at War』のシークレットとしてゾンビモードが登場するまでに至りました。

ゾンビモードの登場で『Call of Duty』シリーズは新たなファンを獲得した

現在PlayStation 4向けに開発中の新作『Days Gone』では溢れんばかりの大量のゾンビを特色としており、ハードウェアの進化がゾンビサバイバルジャンルのさらなる進化に繋がることを確信させます。

大量のゾンビがヤバイ注目作『Days Gone』

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


一人称視点で展開するホラーゲームは多々ありますが、中でも主人公が非力で基本的に敵から逃げるタイプのゲームは2010年の『Amnesia: The Dark Descent』からブームに火がついたのではないでしょうか。同作のヒット後は海外の都市伝説を基にした『Slender』 や狂気に満ちた『Outlast』、映画「エイリアン」の世界観で描く『Alien: Isolation』など、優れたゲームが続々と登場しました。

追いかけられるのがかなり怖かった『Amnesia: The Dark Descent』

また、小島秀夫監督手がける最恐ホラー『P.T.』の登場や(配信停止になってしまいましたが……)、『バイオハザード』シリーズ最新作『バイオハザード7 レジデント イービル』が全編一人称視点になったのも、このブームが影響を与えたと言っても良いでしょう。一人称視点サバイバルホラーはVRとも相性が良いので、まだまだブームは続きそうです。

原点のホラーに回帰した『バイオハザード7 レジデント イービル』

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

《RIKUSYO》

雑多人間 RIKUSYO

某洋ゲーショップの商品データ作るバイトしてたら、いつの間にか海外ゲーム紹介するようになってた。

【注目の記事】[PR]
コメント欄を非表示
※一度コメントを投稿した後は約120秒間投稿することができません
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください
  • スパくんのお友達 2016-12-31 18:11:29
    何時までも早期アクセスのままだったりするし
    開発完了までの上限やペナルティ与えた方がいいんじゃないかね
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2016-12-31 1:16:40
    クラウドファンディングがない
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2016-12-30 7:50:40
    ウォーキングシミュレーターが無いな。まだ静かなブームでしか無いから取り上げられなかったのかもしれないし、一人称ホラーやFPSと混ざることも多いから取り上げづらいのかもしれない。

    あと、今世代は上だけ見れば和ゲーはかなり健闘していると言える(下は2世代前から改善なし)。前世代は本当にひどかったけど、あの頃の無数の失敗が今になって生きて来つつある。
    1 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2016-12-30 2:17:09
    ダクソって実質洋ゲーみたいな雰囲気だから自分の中では和ゲーとしてカウントしづらいw
    0 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2016-12-29 23:59:31
    洋ゲー和ゲー
    今世代はどっちも面白いわ
    7 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2016-12-29 23:01:48
    未だにdayZはアーリーアクセスなのか… 某foreverにならないといいんだけど
    0 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2016-12-29 14:50:45
    VRが3Dの二の舞いにならなくてよかった
    4 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2016-12-29 14:19:30
    日本のゲーム業界は安易に利益に走りすぎだわ

    Wii、DSブームの時に手抜きゲーム量産、
    今はスマホゲーで手抜き量産でどんどんファンに愛想つかれてる

    洋ゲーメーカーの一発こけたら会社潰れる自転車操業も褒められたもんじゃないが日本メーカーももうちょっとゲーム大切にして欲しい
    9 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2016-12-29 14:18:58
    個人的にはガチャも増えてきたなぁって印象
    ギアーズがガチャ導入は結構びっくりしたわ
    7 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2016-12-29 14:16:53
    最近と言えばインディーズの8bit16bitグラフィックのゲームが異常な程増えてるように思う。特にroguelike風
    コスト掛からないしアイデア勝負で面白いゲームも沢山あるので懐古趣味のおっさんにはたまらん
    7 Good
    返信

編集部おすすめの記事

特集

Game*Spark アクセスランキング

  1. 冒険者必読!『ウィザードリィ外伝 五つの試練』簡易マニュアル

    冒険者必読!『ウィザードリィ外伝 五つの試練』簡易マニュアル

  2. 【特集】クリア不能?『猛烈にムズいゲーム』10選

    【特集】クリア不能?『猛烈にムズいゲーム』10選

  3. 初心者でも動画で分かる『LoL』Topレーンの戦い方(ダリウス編)

    初心者でも動画で分かる『LoL』Topレーンの戦い方(ダリウス編)

  4. 【卒業記念・新生活応援キャンペーン】動画編集・グレーディングソフト「DaVinci Resolve Studio」の有償ライセンスを抽選でプレゼント!

アクセスランキングをもっと見る

page top
Game*Spark
ユーザー登録
ログイン
こんにちは、ゲストさん
Avatar
メディアメンバーシステム