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渋谷ヒカリエ9階のヒカリエホールで開催されたユービーアイソフト主催の独自イベント「UBIDAY 2017」。本イベントのステージにて開催された、アクションアドベンチャーシリーズ最新作『ファークライ5(Far Cry 5)』の開発者ステージレポをお届けします。
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このステージではユービーアイソフトモントリオールスタジオの『Far Cry 5』リードコミュニティーデベロッパーのMathias Ahrens氏とローカライズディレクターの岩本けい氏、PRマネージャーの福井蘭子氏、そしてゲームプレイ担当のティモシー氏が登壇しました。
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このステージで披露するデモでは、ホープカウンティを紹介。相棒に犬のブーマーを選択して進行します。はじめに目の前へと飛び出してきたのは広大な草原が広がる土地と一匹の犬。ブーマーは索敵能力に優れており、敵や襲いかかる動物たちを発見することも可能で、プレイヤーが撫でることもできます。次に移動したのが、カルト教団が占拠しているホールズエンドという街で、カルト教団は「終末が来る」という教えによって行動し、その教えを広めたり、終末に備えた資源を蓄えたりしています。
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今回のプレイヤーの目的は「占拠されている街の解放」ですが、ティモシー氏がいきなりダイナマイトを投げたことから、ステルスモードを気にせず暴れまくるランボープレイへと突入。蘭子氏も思わず「ぶっ放しすぎやろ!」と突っ込むような暴れ方で、会場の参加者が驚かされました。
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あっという間にホールズエンドを解放してしまったことで、商店などが解放され酒場へアクセスすることが可能となりました。この酒場では様々な情報を集め次のクエストへと向かえますが、それとは別に自由に行動することもできます。 また酒場の情報として「ケイシー・セガールの料理日記」を発見。記された情報からカルト教団が何をしようとしているのかが分かるようになっています。
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次にトラックを使って飛行場へと移動しました。乗り込んだトラックのボンネットにあるバブルヘッドは 『Far Cry 3』で登場した悪党のバース。 Ahrens氏曰く、隠し的なお遊び要素を入れたかったため、車のボンネットにバースのバブルヘッドを入れたとのことです。また、街の至る所にカルト教団が移動を妨害している障害物や、来るものを威嚇するペイントが施されているようで、これらの障害物などを破壊することによってレジスタンス勢力が力を付けるようです。
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ライ&サンズ空港へと到着し、カルト教団に占拠されてしまった空港を解放するために戦うことに。ティモシー氏の暴れっぷりについて蘭子氏が釘を刺しつつも、ゲームプレイは進行していきます。
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そうして、水上機が置かれている川「ガンナーの離着陸場」へと向かいました。この川では釣りができ、L2で「リールを巻く」、R2で「針を掛ける」ができます。また足跡マークがついている動物はハントも可能。ブーマーは索敵能力に優れるため、動物を見つけやすいパートナーとなっています。
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続いて水上機に乗り込みます。水上機からは機関銃の射撃はもちろんのこと、ロケットや爆撃などの攻撃もできます。今作には「レジスタンスメーター」というシステムが存在し、プレイヤーが地域を解放したりサイロを破壊することによって増加し、数値によって教団から刺客が送られるようになります。
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また、このメーターが上昇しきるとストーリーが進行し、様々なものがアンロックされるそうです。メーターではカルト教団の興味の他にも、レジスタンスの協力度や仲間の意識がわかるようです。
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このステージで披露した様子はゲームのほんの一部。他にも空爆を行えるコンパニオンのニコライや、グレイズというスナイパーのコンパニオンも存在します。
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最後に、Twitterで募集した質問が開発者であるAhrens氏にぶつけられました。その内容は「『ファークライ5』を作る上で影響を受けたものはありますか?」というもの。Ahrens氏いわく、『ファークライ』を開発する際には、どこに行きたいかというリストを作るようで、条件として“美しくなければならない”と“共感できる場所”が必要なのだとか。そのため、モンタナ州の地元の人と話したり雰囲気を感じて「ここしかない」と思ったそうです。実際に住民と話したことの影響も大きかったと述べました。
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「『ファークライ5』のストーリーのテーマはなんですか?」という質問では、カルト教団「エデンズ・ゲート」の教祖ジョセフを倒すために、抵抗しているレジスタンス達と協力するというのが一つのテーマであると語られました。最後にAhrens氏は「ホープカウンティで待っています!」とコメントしステージを終えました。