◆運命の最終審査の結果は……!?
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二人のトークショー終了後、10分間の休憩が終わると、先ほどのゲームソフト部門4作品の各制作チームがステージに登壇しました。なお今回は「GFF AWARD 2018」大賞のほかに、コンテストの協賛を務めるTSUKUMOの審査による「TSUKUMO賞」というもう一つの賞も用意されています。緊張の面持ちで4チーム計8人が待機するなか、まずはその「TSUKUMO賞」の発表から。
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「TSUKUMO賞」を受賞したのは、Team.SCの『SACRED FOUR』。
賞品として、2018年3月に発表されたばかりの超小型ゲーミングパソコン 「G-GEAR alpha」が進呈されました。選考理由について、TSUKUMO(株式会社Project White)の審査員代表を務めた後藤賢志氏は、その「“ゲーム業界に一石を投じたい”というプレゼーションの中での心意気と、VR・AR・MRといった最新技術を使っていたこと」と説明しました。
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そしていよいよ、「GFF AWARD 2018」大賞作品が発表されることに。会場が緊張に包まれるなか、審査員長の日野氏が口に出した作品は……。
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なんと、「TSUKUMO賞」と同じく、Team.SCの『SACRED FOUR』が大賞を受賞!
大きな拍手に包まれるなか、Team.SCにはトロフィーと賞金の30万円が進呈されました。
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全国292作品から見事大賞を勝ち取ったTeam.SC。今回のコンテストに出場したメンバー3人はそれぞれ「二冠どころか一冠も取れないと思っていました(笑)。僕らはずっと自分のやりたいことと、面白いことを追及しているだけで、いろんなことに挑戦しようという勢いだけでやっていたんですけど、こういう勢いで完成したものを評価してもらえたことをすごく嬉しく思います」「初めて作った商業向けのゲームでこのような賞がもらえて、本当に嬉しく思います。今回は諸事情でチームメンバー2人が来れなかったんですけど、すぐに報告したいと思います」「自分たちチームでの作品ということなので、4月から僕は福岡、他は東京などメンバーがバラバラに各地で働き始めることになる前に、最後にこのような形で締められたのが良かったです。今日見る夢はすごく楽しいものになると思います」と大賞受賞に対する喜びのコメントを残しました。
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一つの作品が二冠を果たすという波乱の展開となった第11回福岡ゲームコンテスト「GFF AWARD 2018」。最後に日野氏は「今日、(大賞を受賞した)三人がコメントした内容は、ちゃんとモノを作る人たちの話になっていて、作品を作る者としての一人前感が徐々に出てきていると感じました。複数の人間で作品を作っていくのは本当に大変で、今回の作品はスタッフ同士のやり取りがあって初めて作れるものですので、本当に素晴らしいと思いました」と総評を述べ、約3時間に渡るコンテストは閉幕しました。
なお、第12回福岡ゲームコンテストは、2019年3月の開催を予定しています。
11回目にして過去最高の作品エントリーがあり、イベント当日も全国各地の企業のゲーム開発者や多くの学生が参加した「GFF AWARD 2018」。将来有望な若手クリエイターが個性的で豊かなアイデアを披露し、日本のゲーム業界や地方のゲーム業界に光を示したこの催しが福岡から全国に波及すれば、ゲームクリエイターの活躍の幅がもっと広がるかもしれませんね。
なお本取材で、メイン会場に隣接するパサージュ広場で実施された試遊・展示コーナーにもお伺いしましたので、そちらのレポートは後ほどお届けします!
取材協力:TSUKUMO