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中国の大手企業で、ゲームパブリッシャーとしても知られるテンセントは、『Path of Exile』などで知られるGrinding Gear Gamesの株式を取得しました。
テンセントはもともと中国版『Path of Exile』のパブリッシャーでしたが、ゲームにさらに投資したいと考え、Grinding Gear Gamesの株式を取得。海外メディアWccftechによると、テンセントが取得したのは、Grinding Gear Gamesの株式の80%にもおよぶとのことです。
この件について、Grinding Gear Gamesの創設者は「テンセントは『リーグ・オブ・レジェンド』や『クラッシュ・オブ・クラン』のような巨大フランチャイズを所有しており、投資している開発者やスタジオの意思決定を尊重することで高い評価を得ている。過去5年間、他にも様々なアプローチを(ほかの企業から)受けたが、彼らは、『Path of Exile』を理解していなかったし、ユーザーを彼らのサービスに登録させるような別の目的を持っていると感じたんだ。テンセントの目的は明確で、『Path of Exile』を可能な限り良いものにするため、リソースを私たちに与えてくれる」とコメントしています。
また、株式の80%をテンセントが所有することにはなるものの、Grinding Gear Games自体は、依然としてニュージーランドの独立系企業のままであるとのこと。Pay to Win化も強く否定し、同社のインターナショナルサーバーにおいてマネタイゼーションを変更することはない、と明言しました。
なお、今回の取引により『Path of Exile』の展開における計画への変更は生じません。『Path of Exile』はXbox One/PCを対象に基本無料で配信中。2020年初めごろには、現在開発中の4.0.0ベータテストがスタート予定です。