登壇したValveの事業開発責任者Jan-Peter Ewert氏によれば、2018年1月1日から2018年4月30日までで1,350万人のユーザーがSteamにて初めてのゲーム購入を行ったとのこと。また、Steamで1週間でリリースされるゲーム本数は、Greenlight実施時代平均70本ほどだったものが、“不確定性がなくなった”とされるSteam Directの開始以来平均180本になったとしています。
The last batch of slides from Valve's presentation at White Nights today (3/3) pic.twitter.com/6EWFn8MnOz
— Steam Spy (@Steam_Spy) 2018年6月28日
また、Steamのユーザー数が着実に増加していることを図示すると共に、発売30日で10万ドル以上の売上を達成したゲームの数も増加しているとしました。
More slides from Valve's presentation at White Nights earlier today (2/3) pic.twitter.com/Y2KPq1e5UO
— Steam Spy (@Steam_Spy) 2018年6月28日
質疑応答においては、先日、Steamのプライバシーポリシーの変更に伴い、大きく機能制限を受けた外部リサーチサービス“SteamSpy”について、Ewert氏は、SteamSpyが正確なものではなかったと指摘。同時に(インディー開発者へより正確な市場データを提供可能な)新たなツールと、Steamからのデータ取得法に取り組んでいるとして、今後SteamSpyに変わる公式サービスの提供がなされることを示唆しました。
Some slides from Valve's presentation at White Night earlier today (1/3) pic.twitter.com/wDyyIqDrEn
— Steam Spy (@Steam_Spy) 2018年6月28日
これについて、SteamSpy運営のSergey Galyonkin氏は「本当に楽しみにしている」とコメントを行っています。“不確定性がなくなった”とされる一方で、一部のゲームでは審査に不確定かつ大幅な遅延が発生している表現ガイドラインの改善もしばしば議論に上がるSteam。示唆されたというSteamSpy代替サービスがインディー開発者の一助となるかに期待です。