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優勝は日本のhinaya選手!「ハースストーン選手権ツアー 2018 東京ツアーストップ」レポート

7月28~29日、東京・原宿クエストホールでオンラインカードゲーム『ハースストーン』の公式大会「ハースストーン選手権ツアー 2018 東京ツアーストップ」が開催されました。決勝トーナメントが行われた大会2日目のレポートをお届けします。

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7月28~29日、東京・原宿クエストホールでBlizzard Entertainmentのオンラインカードゲーム『ハースストーン』の公式大会「ハースストーン選手権ツアー 2018 東京ツアーストップ」が開催されました。会場に来場者をまねき、Twitchでの配信も行われた大会2日目のレポートをお届けします。

◆長考を必要としない、息もつかせぬバトルが展開


ハースストーン』は毎年全3シーズンからなる選手権を開催しており、それらへの参加、勝利を通じて一定以上の競技ポイントを獲得すると、その先にあるシーズンプレーオフ、さらには世界選手権への道が開けるという大規模なイベントを行っています。今回の「東京ツアーストップ」は、第2シーズンのラストを飾る大会。世界中のプレイヤー1024名によるオンライン予選を勝ち抜いた上位16名が決勝トーナメントに出場しました。勝ち上がった選手が本大会に参加するためにかかる東京までの渡航費、および宿泊費は全額Blizzard Entertainmentが負担するという力の入れようです。

決勝トーナメントのルールは「4ヒーロー1BAN/コンクエスト/Bo5」というもの。順に言い換えると「4種デッキを用意し、試合開始前に対戦相手の任意のデッキをひとつ使用禁止にできる/勝利したデッキは、その試合の間は再使用不可/1試合につき最大5戦(=3本先取制)」となります。ノルウェーからhunterace選手、台湾からAlan8708806選手、そして日本からMachamp選手とhinaya選手の4選手がベスト4に駒を進めました。

左から、MCのインパルス 板倉俊之さん、Machamp選手、hunterace選手、hinaya選手、Alan8708806選手

準決勝の第1試合は、hinaya選手とhunterace選手の戦いで幕を開けました。hunterace選手は若干17歳ながら短期間でメキメキと頭角を現した新星。準決勝進出までに得たポイントで、今年度から施行されている"安定して高いパフォーマンスを発揮するプレイヤーを評価するシステム"である「ハースストーン・マスターズ」に初めて名を連ねる選手となりました。

対するhinaya選手の命運やいかに…と思いきや、筆者が会場内の別室でBlizzard EntertainmentのChe Chou(チェ・チャウ)氏にインタビューをしている間にほぼ雌雄が決してしまい、hinaya選手が勝利! この試合にかぎらず今大会は、まるで何かが見えているかのように迷わない(長考しない)選手が多く、非常にスピーディーな試合展開が多く見られました。

準決勝第1試合はhinaya選手が危なげなく勝利

準決勝第2試合は、Machamp選手対Alan870806選手。Alan870806選手は"ウォーロック"デッキに強い"アンチウォーロック"デッキで今大会に臨み、多くの"ウォーロック"デッキを破って勝ち上がってきましたが、奇しくも、ここで相対するMachamp選手も"ウォーロック"デッキを採用。デッキ構築の段階で一歩水を開けられてしまった感もあり、試合は終始Alan870806選手が優勢。負けなしで3本先取し、見事勝利を収めました。

準決勝第2試合はAlan870806選手が圧勝

決勝戦はhinaya選手対Alan870806選手。1戦目、"性悪ドルイド"デッキで挑んだAlan870806選手は、デッキの要となるカード「究極の浸食」を早々に引いてしまい、ジリ貧に。そのチャンスを見逃さなかったhinaya選手が1本先取します。そこからおたがいに1本ずつ取り合うシーソーゲームが続き、決着は最終の第5戦に。おたがい使えるデッキにはもはや選択肢がなく、hinaya選手は"回復ズーウォーロック"、Alan870806選手は"性悪ドルイド"で試合開始。"性悪ドルイド"はフットワークが軽いデッキと相性が悪く、序盤から積極的にしかけていける構成だったhinaya選手が猛攻をかけて見事勝利! 東京で開催された「ハースストーン選手権ツアー 2018 東京ツアーストップ」は、日本人選手の優勝で幕を閉じました。

決勝戦第4戦では、Alan870806選手が勝利を確定させる「ファイアボール」をなかなか撃たず、hinaya選手にプレッシャー(?)をかけるひと幕も

最後は、hinaya選手が相手のヘルス(体力)を一気に10ポイント以上奪う猛攻で見事な勝利

優勝したhinaya選手は賞金3500ドルを獲得

◆優勝したhinaya選手にインタビュー


hinaya選手(目の前にずらりと並べられたICレコーダーを見て)うわ、なんだかテレビみたい。試合より緊張しそう…(笑)。

――優勝おめでとうございます。まずは優勝しての感想をお願いします。

hinaya選手めっちゃうれしいです! 夢見心地で、まだ実感がわかないです。

――今回持ち込んだデッキは、"アグロ"寄りの構成でしたね。

hinaya選手最初はマリゴスドルイドを立てて、"アグロ"系を見れる("アグロ"系に相性がいい)"コントロール"系のデッキを持ち込もうかと思いましたが、HCTオークランドでの大会で、tarei選手が"アンチコントロール"系のデッキで優勝したのを見て「このままでは怖いな」と、思い切って"アグロ"寄りの構成に変えました。

――『ハースストーン』のプレイを始めたのはいつごろですか?

hinaya選手日本語化してから2か月後くらいからですので、2015年12月頃ですね。

――デッキ作りに協力してくれた人はいますか?

hinaya選手僕と同じ「ラスカル鑑定団」に所属している、b787選手とglory選手です。また、大会が始まってからは、同じ出場者であるMachamp選手、Satelite選手、kamaretai選手らが練習に付き合ってくれて、この5人にはお世話になりました。とても感謝しています。

――今回の大会を通じて見えた課題や、今後の目標はありますか?

hinaya選手僕はまだ「ハースストーン世界選手権」に出られたことがないのですが、手持ちの14ポイントと、今回優勝して得た15ポイントで、ほぼ出場が確定したのではと思います。次は「世界選手権」を勝ち抜くことを目標にしていきたいです。


(C) 2018 BLIZZARD ENTERTAINMENT, INC.
《蚩尤》

汎用性あるザク系ライター(が目標) 蚩尤

1979年生まれのファミコン直撃世代。スマホゲームもインディーズも大型タイトルも遊びますが、自分と組ませてしまって申し訳ないという気持ちやエイミングのドヘタさなどからチーム制のPvPやFPS、バトロワが不得手です。寄る年波…! ゲームの紹介記事に企画記事・ビジネス寄りの記事のほか、アニメなど他業種の記事もやれそうだと判断した案件はなんでも請けています。任天堂『ガールズモード』シリーズの新作待機勢。

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