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DeNAと、「不思議のダンジョン」シリーズで知られるスパイク・チュンソフトがタッグを組み生み出された新作スマホ向けタイトル『世紀末デイズ』。
「不思議のダンジョン」シリーズは、プレイするたびに変化するダンジョン、ターン制で進行する戦略性の高いバトル、道中で力尽きればどんなに苦労してゲットしたアイテムも没収されるルールなど、いわゆる“ローグライクゲーム”で非常にやりこみ要素に満ちています。
『世紀末デイズ』はそんな「不思議のダンジョン」シリーズを手がけたスタッフが集結し、スマホ向けに最適化された操作感で気軽に楽しむことができる1本。「新世代のダンジョン探索型RPG」と称する本作を、インサイドのライター+編集部がそれぞれの視点からレビュー。本稿では、プレイを通して感じた『世紀末デイズ』の魅力をギュギュッと詰め込みご紹介していきます。
『世紀末デイズ』公式サイト https://seikimatsu-days.jp/
◆絶対にイヤホンをしてプレイしてくれ!突如崩壊した世界で生きる少年たちの物語
by 編集部やまさき
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私たちは日々、“ありふれた日常”が繰り返されることを疑わずに生活しています。疑わないからこそ、明日行かなきゃいけない学校や会社を少し面倒に感じることもありますし、休日に楽しみな予定を入れてワクワクしたりします。
しかし『世紀末デイズ』は、そんな前提が真っ向から否定された世界が舞台。「生きることに怠惰となった人間にサバキを下す」という一方的な宣言と共に槍のようなものが放たれ、東京は一瞬のうちに壊滅状態に。その混乱の中、不思議な力に目覚めた主人公。彼は行方不明となった妹を救うべく、化け物が巣食うダンジョンと化してしまった都市を仲間達と共に探索していく…というのが、本作の大まかなストーリーとなります。
既に公開されているPVは、ゲーム内の印象的なシーンと美麗なアニメーションが混ざり合って、とにかくスタイリッシュ。特に主人公の「俺に今できることをやる」というセリフからは、突如発生した受け入れ難い現実を飲み込み、前に進もうという意志が感じられます。非常時にこそ人間の本性って出てきますし、こういう時に立ち上がれる存在でありたいですよね。
また、スマホゲームは音無しで遊ぶ方も多いかもしれませんが、本作は絶対にイヤホンをして遊んでもらいたい!柔らかいピアノの旋律とボーカルが心を落ち着かせてくれる本作のテーマ曲「Just Us」や、思わずテンションが上がってくるBOSS戦闘曲「Desperate Struggle」、中には「Monster House」なんていう不穏なタイトルの曲もありますが…。まあ、そうですよね。「不思議のダンジョン」シリーズだもの。
理不尽な“サバキ”に主人公たちはどう立ち向かうのか。そして物語の行方は…。『世紀末デイズ』から目が離せません!
◆困難の先にある達成感こそローグライク!あのドキドキがスマホで楽しめる
by ねんね太郎
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入るたびにダンジョンの構造がランダムで変化し、バトルで力尽きれば獲得したアイテムが全て没収されるという厳しいルールが課せられた『世紀末デイズ』。立ちはだかるモンスターの中には、「プレイヤーの大切なアイテムを盗む」「分裂して2体に増える」「催眠術をかけてくる」など厄介な能力持ちも多く、一筋縄ではいかないことも。しかし、だからこそ最高のドキドキと緊張感が味わえますし、クリアできた時の達成感は忘れられない経験となってプレイヤーの心に残り続けます。
また、探索を進めるほどパーティの先頭に立つキャラの“満腹度”が減少し、これが無くなると体力がどんどん減少してしまうため、その管理も疎かにしてはいけません。ダンジョン内のアイテムを拾って満腹度を回復させたり、先頭キャラを入れ替えたりして、この困難を乗り切っていきましょう。
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どんなピンチに陥っても、きっとどこかに攻略の糸口はあるはず。状況を打開するアイテムやスキルは無いか。もしくは被害を最小限に抑えて次のフロアまで逃げ切ることはできないか。本作ではプレイヤーが行動を起こさない限り、モンスターも動きません。つまり、考える時間は無限にあります。考え抜いて、命にしがみ付く。それこそが『世紀末デイズ』のバトルにおける、大きな魅力のひとつです。
筆者はこれまで、いくつもの「不思議のダンジョン」シリーズに挑み続けてきました。ちょっとしたミスで力尽き、呆然と画面を見つめた日もあれば、知恵と経験を積み重ねてクリア画面を感動の涙と共に拝んだこともあります。そんなドラマが、スマートフォンで手軽に楽しめる『世紀末デイズ』。ローグライクに興味がある方は、ぜひ1度プレイを。きっとあなたの心の満腹度を、お腹いっぱいにしてくれることでしょう。
◆オート操作のAIも操作性バツグン、間合い調整で“空振り”もしてくれる!
by アキナツ
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『世紀末デイズ』の軸と言えばやはりダンジョン探索。ローグライクRPGな本作は、ダンジョン全体がターン制で進行し、こちらが1回行動すると、モンスターも1回行動します。そのため、1歩1歩が非常に重要ですが、その一方で何度もダンジョンに挑むため、サクサク遊べる軽快性も欲しいところ。
まずダンジョン内の操作についてですが、スマホ向けに最適化されており直観的なタップで可能。移動したい場所をタップすると、その場所まで一気に進みます。床にトラップが隠されている時もあるので、慎重に歩きたい時は1マスずつ進むのもお勧め。また、操作キャラの向きだけ変えたり、狭い通路の中で隊列を変更したりもできるので、細かい戦略的なアクションもカバーされています。
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1キャラだけを操作し、パーティメンバーをAIに任せることもできますが、全キャラ操作に切り替えるのも可能。ピンチの際やボス戦など、高い戦略性が求められる時などは、一時的に操作を変更しましょう。また、全キャラをAIに任せるオート機能も用意されています。
プレイした実感としては、このオート機能ですが、かなり使いやすい。基本的な動作はもちろんのこと、1マス離れた敵に対してわざと空振りして、向こうに距離を詰めさせてから攻撃したり、より希少価値の高い未鑑定アイテムを入れ替えたりと、なかなか頼もしい判断を下してくれます。(“空振り”はプレイヤー操作でも可能)
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戦力さえ充分ならば、ダンジョンを通してずっとオート操作でもサクッとクリア可能。オートプレイ時の優先方針や、オート時におけるフロア移動の可否などをオプションで設定可能なので、目的に合わせてAIの判断を変更できます。ピンチになるとオートをキャンセル、なども嬉しい機能のひとつ。そして何よりオート操作中はナビゲーション的キャラのヒヨちゃんの動きがかわいいんです。
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「ローグライクは苦手なんだよな…」という方も、オート操作を使いこなし『世紀末デイズ』を快適に楽しみましょう!
◆敵が手強い? 武器や防具をクラフトし、更なる強さで立ち向かえ!
by 編集部すえなが
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本作のキャラクターは育成が可能で、レベルアップに応じてステータスが上昇。「不思議のダンジョン」シリーズ特有のダンジョンから戻ったらLV1に・・・ということはないので、繰り返して挑むだけで着実に強くなっていきます。ですが、敵を倒して経験値を溜めるだけが戦力増強の手段ではありません。
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キャラクターの能力を戦闘以外で高めたり、装備品やアイテムなどの生産はホーム画面の「強化」で行うことができます。キャラクターごとにレアリティがあり、そのレア度に応じたレベル上限が設定されていますが、強化のひとつ「限界突破」を行うことでレアリティが上がり、レベルの上限が開放。更なる強さの高みを目指せます。
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装備品は、ダンジョン探索でも見つけることが可能ですが、武器はクラス毎に分かれているため、欲しいクラスの武器がいつでも手に入るとは限りません。そんな時は、レシピ・コゼニ・メタルを揃えて、クラフトで新たな武器を生産しましょう。レシピはクラス強化や、ストーリーダンジョン、イベントなどで手に入れることができます。生産に必要なアイテムの「詳細」をタップすると、どのダンジョンで入手できるか表示されるので、迷うことなく取りに行けるのも嬉しいポイントです。
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武器が強くなれば戦闘ターンが短くなり、引いては被ダメージの軽減にも繋がりますが、防具は誰でも装備できるので、パーティ内で長く活用することが可能。武器だけでなく防具も積極的に用意しておきましょう。また、装備品を強化して更に強くすることも可能。最大5LVまで上昇するので、敵が手強くなってきたら、装備品の生産や強化で打破するのもひとつの手です。ちなみにアイテムも生産可能で、こちらはレシピとコゼニだけとお手軽。どうしてもクリアできない時は、アイテムの持ち込みも視野に入れてみては?
◆攻撃シフトで行く? それともがっつり回復・支援系? 自由な編成でシナジーを狙おう!
by 臥待 弦
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『世紀末デイズ』には、主人公の「天霧 葵」や、最初にパーティに加わる「羽間 緑」と「下妻 桃」をはじめ、多数のキャラクターたちが登場。葵たちは、物語を進める上でのキーパーソンでもあり、この世界に襲いかかった災厄に立ち向かい、隠された真実へと邁進していきます。
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ですが、本作を彩る人物は主人公たちだけではありません。この厳しい世界を生き抜かんともがく多種多彩なキャラクターたちが、イベントやガチャなどで登場。彼らにも(そして、事前登録特典の「シレン」にも!)それぞれのバックボーンがあり、プレイヤーの想像力を刺激してくれます。
もちろん、戦闘における特徴にも違いがあり、特に個性が出るのがスキル。スキルにはゲージが溜まると発動できる「必殺技」や、常時発動する「パッシブ」などがあり、いずれも探索を力強くサポートしてくれます。
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例えば、シレンの必殺技「クロンの追い風」は、敵全体にダメージを与えると同時に味方全体の回避をアップ。大量の敵が湧くモンスターハウスや、ボス+雑魚といった編成の時に活躍してくれます。また、パッシブ「危機回避」は、罠の起動を30%で防いでくれるので、防ぎにくい罠を予防してくれることも。
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必殺技は、正面2マスを攻撃する主人公の「極光カタラクト」や、二連撃を放つ藤瀬 いよなどの攻撃系もあれば、味方全員のHPを回復する桃の「癒しの祈り」など、パーティを支援するものも。必殺技はSPを消費するので連発はできませんが、ピンチの時に備えておくといざという時に助かります。ちなみに、推奨LV前後のダンジョンでは、その“いざ”が結構頻繁に訪れるので、備えあれば憂いなしの精神をお忘れなく。
そして、パッシブスキルも大事な戦力のひとつ。「卯月 木乃香」は、ダメージを受けた時に15%の確立でSPを1回復するパッシブスキル「被虐趣味」を所持。しかもこのスキルはチーム全員に効果があります。
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「藤瀬 いよ」は敵を倒した時に50%でSP1回復する「戦術功者」を持っており、こちらもチーム全員が対象。例えば、木乃香と藤瀬を編成すれば、SPをガンガン稼ぐことができるので、必殺技が出しやすくなります。そこに桃を加えれば、戦闘で負ったダメージも「癒しの祈り」で回復し、継戦能力が格段に向上。このように、メンバーの組み合わせ次第で様々な相乗効果が狙えます。
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個人的には今回のプレイでは、「張 美麗」などの戦闘クラス2名に前線を任せ、ダメージ軽減のために「雨乃ヒカル」を加える編成を愛用しました。本作のボスは強力な攻撃を持つものが多いので、ヒカルの必殺技「プラチナサンシャイン」で無敵状態を付与して大ダメージを避け、その隙を突いて美麗たちが撃破するという安定構成。ダンジョンの階層が多くて空腹度が気になる場合も、操作キャラを戦闘クラス2名の間で切り替えれば、戦闘力の高いキャラを先頭にしたまま探索可能。ちなみに回復はゲストにお任せし、なかなか快適な編成でした。
個々の強さだけでなく、キャラ同士の相性を考慮するのも『世紀末デイズ』の醍醐味です。その特徴が噛み合えば、手強いダンジョンを攻略する糸口になることも。試行錯誤し、自分で見つけたお気に入りの編成で、難関を突破しましょう!
以上、ライターと編集部の計5名によるプレイレビューでした。『世紀末デイズ』は、ローグライクゲームを未プレイの方にも、これまでやりこんできたという方にもオススメしたい1本。自分で操作してダンジョンを踏破するもよし、タンジョンはオート操作にまかせてキャラクターとストーリーを楽しむのもよし。プレイヤーの熟練度により楽しみ方も変わってくるゲームです。
『世紀末デイズ』は現在好評配信中。気になる方はぜひDLしてプレイしてみてください。
『世紀末デイズ』公式サイト https://seikimatsu-days.jp/