欧米のギャンブル規制当局らが“ルートボックス”に共同声明「ゲームとギャンブルの境界線のぼやけによるリスクを解決する」 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

欧米のギャンブル規制当局らが“ルートボックス”に共同声明「ゲームとギャンブルの境界線のぼやけによるリスクを解決する」

欧州14カ国及び、米国ワシントン州の15名の、各国ギャンブル規制当局のメンバーからなる調査委員会は「ギャンブルとビデオゲームのような他の形式のデジタルエンターテインメントとの境界線のぼやけについて」とする声明を発表しています。

ニュース ゲーム業界
欧米のギャンブル規制当局らが“ルートボックス”に共同声明「ゲームとギャンブルの境界線のぼやけによるリスクを解決する」
  • 欧米のギャンブル規制当局らが“ルートボックス”に共同声明「ゲームとギャンブルの境界線のぼやけによるリスクを解決する」
欧州14カ国及び、米国ワシントン州の各国ギャンブル規制当局メンバーからなる調査委員会は「ギャンブルとビデオゲームのような他の形式のデジタルエンターテインメントとの境界線のぼやけについて」とする声明を発表しています。

声明中では、ギャンブルとビデオゲームのような他の形式のデジタルエンターテインメントとの境界線のぼやけが生ずるリスクについて関心が高まっていると主張。スキンの抽選販売、ルートボックス、ソーシャルカジノゲーム、ゲーム内に導入されているギャンブルテーマのコンテンツなどに触れながら、ゲーム内の機能が各国国内法の下でギャンブルを構成しないか「ビデオゲームとソーシャルゲームの特性を徹底的に分析する」としました。

また、オーストラリアでは、2018年始めより開始されたルートボックスに関連した調査結果が発表され、約7,500人のサンプルの調査(Lexology)より、「ルートボックスのための支出と、問題のある賭博の間に重要なつながり」があると報告。深刻な賭博問題を抱えるプレイヤーは、ビデオゲームのルートボックスに多額の金額を費やす可能性が高いと指摘し、ルートボックスが心理学的に賭博に似ていると主張する学者の立場を裏付けるものであるとしました。

既にいくつかの地域で本格的なルートボックス規制も行われている昨今。これらの調査を踏まえ、新たな規制議論の発生も予想されるところです。
《Arkblade》

関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ニュース アクセスランキング

  1. ダンジョンRPG『エルミナージュ』家庭用シリーズ第1弾は『エルミナージュ オリジナル』に決定!発売時期は2025年夏、ゲーム画面や詳細は3月下旬に公開へ

    ダンジョンRPG『エルミナージュ』家庭用シリーズ第1弾は『エルミナージュ オリジナル』に決定!発売時期は2025年夏、ゲーム画面や詳細は3月下旬に公開へ

  2. 【PC版無料配布開始】魔法が自作できる見下ろしアクションADV『ミストラリアの魔術師』Epic Gamesストアにて

    【PC版無料配布開始】魔法が自作できる見下ろしアクションADV『ミストラリアの魔術師』Epic Gamesストアにて

  3. 『モンハンワイルズ』のキャラメイクは「顔テクスチャ」が決め手!あえてデフォルト顔を使って、“美人”のコツを紹介

    『モンハンワイルズ』のキャラメイクは「顔テクスチャ」が決め手!あえてデフォルト顔を使って、“美人”のコツを紹介

  4. 3DダンジョンRPG名作『エルミナージュ』シリーズ、現行家庭用機で復活!第一弾は2025年初夏予定―続報は2月の中旬すぎに

  5. 「やだ…私のゲームまるまるコピーされて売られてる…!?」海外ゲーム制作者、掲示板で告発

  6. 「90歳になってもゲームを更新していたら面白いと思う」―エリック・バロン氏が『Stardew Valley』の更新はいつまでも続けていたいという考えを明らかに

  7. 『Elona 2』開発元が原作者との契約資料を公開―開発におけるIPの独占的、永久的利用を許諾する内容明かされる

  8. 『モンハンワイルズ』西野七瀬さんが、久々復活のイャンクック狩猟にチャレンジ!しかし開発陣からは「本作では別の先生役がいる」とも

  9. 【大喜利】『ゲームキャラが書いた謝罪文にありがちなこと』回答募集中!

  10. 『ダークアンドダーカーモバイル』タイトル変更の見通し―KRAFTONとIRONMACEの契約終了で

アクセスランキングをもっと見る

page top