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自由エルジア復活!?『エースコンバット7』VRモード体験レポ―スタッフインタビューも

フライトシューティングシリーズ最新作『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン(ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN)』最新VRモードのインプレッションとスタッフインタビューをお届けします。

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自由エルジア復活!?『エースコンバット7』VRモード体験レポ―スタッフインタビューも
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9月某日、バンダイナムコエンターテインメントは、フライトシューティングシリーズ最新作『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン(ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN)』のメディア向けVR体験会を実施しました。編集部では、シリーズのブランドディレクター河野一聡氏と『エースコンバット7』プロデューサーの下元学氏、そしてVRプロデューサーの玉置絢氏の3名によるインタビューと、VRモードのインプレッションをお届けします。

まず、初めに説明が行われたのが、先日公開された『エースコンバット7』の販売価格や、早期購入などの説明でした。それらの紹介の中でいくつか補足をしますと、この「ACES at WAR A HISTORY 2019」は以前『エースコンバット アサルトホライゾン』限定版に付属していたものに更なる資料を加えたものです。その内容はTGS 2018の一般公開日2日目にバンダイナムコブースメインステージ午前11時30分から開催されるスペシャルステージで触れられるとのこと。



■プレイヤーは再びメビウス1に!空を駆る極上のパイロット体験


これらの説明が終わった後、早速VRモード最新版のゲームプレイに移行。VRモードの体験会自体は、もともと2017年にソニーストアにて一般向けにも実施されていましたが、今回はより洗練された最新バージョンでのゲームプレイでした。VRモードは、離陸から着陸まで含めた専用のオリジナルミッション全3話を収録した内容で、リアルサイズの戦闘機を身体で感じられる“VRハンガー”と“VRエアショー”も含めた3つの要素を中心に構成されています。

筆者が初めに体験したのは、昨年の東京ゲームショウ2017にて初めて公開されたハンガーモードでした。VRハンガーは、昨年のTGS 2017で発表されたモードで、地面の高さから戦闘機を眺められ、そのハンガーの内装は『エースコンバット04』のものを模して造られています。またこのモードも昨年のものよりブラッシュアップされ、整備員やその他の機材が配置され臨場感が高まっています。



プレイアブル機体は、F/A-18F スーパーホーネット(チムニーダクト有りのBlock 2)とF-22Aラプター、Su-30M2フランカーF2、そして未発表の機体の4機種です。これらの機体はVRモード専用に細部まで制作されているためにこの4機種に限られますが、クオリティは高く、機体に打ち込まれたリベットやコックピットの計器、ミサイル機首のカメラのディテールも眺められるほどです。


初めにプレイしたミッションはTGS 2018にもプレイアブル出展されるもので、空母艦上にてオメガ11や、無線からAWACSのスカイアイも再び姿を現し、空母発艦からそのまま敵機を迎撃するという内容でした。時代は2014年5月28日における自由エルジアとの戦闘です(自由エルジアは『ACE 5』のアーケードモード「カティーナ作戦」にて壊滅したはずなので、なぜ復活したのかが気になるところ)。

『エースコンバット04』から登場しているキャラクター達も今作で再び登場すると共に、初めて日本語音声も追加されています。空母の発艦シークエンスは素晴らしい出来で、空母甲板員や他の機体の動きを観察できるほど作りこまれています。

コックピットのMFD(マルチファンクションディスプレイ、多機能ディスプレイ)も、コントローラーのR3ボタンの押し込みから、レーダーおよび兵装の画面と、基本画面の2種類の間で切り替えが可能です。昨年のバージョンではHUD下部に別表示されていたため、どことなく臨場感を削いでいましたが、今回のアップグレードによって更なる没入感が得られる仕様になっています。

筆者は体験出来なかったが、ダメージを受けるとコックピット内で火災が発生する

VRモードと通常のコックピット視点でのゲームプレイで大きな違いを感じたのが自機のスピード感でした。視界が全てVRの360度コックピット内部に収められるのは、視界が限れたディスプレイで遊ぶのと全く違う感覚が与えられるため、いちから『エースコンバット』のスピード感を学び直すような状態に近く、ガンキルを狙おうとすると時折オーバーシュートしてしまうことが驚きでした。さらに高度の違う敵機を追うため、インメルマンターンとスプリットSを行った時には首を上下方向に動かし、コンテナを捉え続けるというのも新しい体験で非常に面白いです。


2つ目のミッションは、敵から攻撃を受けている陸上の基地から緊急発進するというもので(『ACE AH』のミッション2“Inferno”序盤や、ミッション9“Siege”給油時の攻撃がイメージに近い)、VRで360度どこでも戦闘が発生している様を体感しました。滑走路へタキシングし、いよいよ離陸というところで上空から現れた墜落寸前を飛ぶ味方のB-52との並走は特に見逃せません。VRモードでの『エースコンバット』は、新時代の到来を告げる面白さと新しさに満ちたものだと感じ取れました。


そして最後はVRエアショーです。このコンテンツは、基地祭などで実施される航空機のアクロバット飛行を空母上で観覧できるというものです。見られるポイントは空母艦橋の外部通路や、滑走路端のキャットウォークなど様々。また飛行演技は22種類存在し、無線による音声解説も存在。さらにBGMは過去作で流れたものを聴きながら観覧できます(OFFにすることも可能。筆者が聴いたのは『エースコンバット2』の曲だった)。


他にも、VRモードにはEASYとNORMAL、HARD、ACEの4種類の難易度や、VRモード専用のミッションブリーフィング、デブリーフィング、美しい空や海、そして陸上を飛べるフリーフライトも収録しているとのことです。

次ページ: VRモード開発スタッフインタビュー!VRモードのブラッシュアップや見どころを聞いた
《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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