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昨夜発表された『オーバーウォッチ』新ヒーロー「アッシュ」のオリジンストーリー映像が公開されました。デッドロック・ギャングを率いるリーダーである彼女の過去が描かれています。
■バイオグラフィ
エリザベス・カレドニア・“カラミティ”・アッシュ, 年齢:39歳
職業:盗賊、ギャングのリーダー
活動拠点:アメリカ、アリゾナ州デッドロック・ゴージ
所属:デッドロック・ギャング
「命が惜しいなら、あたいに従いな」
デッドロック・ギャングを率いるリーダー、そして計算高き野心家。悪の世界でアッシュを知らない者はいない。
アッシュは裕福な家庭に生まれ、特権階級として育った。彼女の両親はビジネスコンサルタントとして活躍しており、世界中の様々な大企業のトップから引っ張りだこになるほど人気であった。両親はアッシュの相手をすることはほとんどなかったが(彼女の世話は執事オムニックのボブに任せきりだった)、娘が将来成功するために必要なモノはすべて用意した。しかし、近隣を縄張りとするならず者、ジェシー・マクリーとの偶然の出会いが彼女の運命を大きく変える。二人でなかば場当たり的に次々とこなした犯罪行為は、彼女にとって初めての経験だった。獲物を出し抜く爽快感。お目当てを奪って逃走するスリル。こうして天職に目覚めたアッシュは、アウトローの世界にどっぷりはまっていった。
3人の仲間とデッドロック・ギャングを立ち上げたアッシュは、世間の注目を集める大きな盗みを成功させ、着々と名を上げていった。そうして存在感を増したアッシュの一味だったが、アメリカ南西部をシマとする他の犯罪組織の中にはその急激な勢力拡大を快く思わない者も多かった。彼らと顔を合わせれば一触即発、小競り合いやら流血沙汰やらが絶えなかった。そうして何年か過ぎた頃、アッシュの呼びかけで主要グループのボスたちが一堂に会することになった。
もちろんそれには理由がある。アッシュは、すべての組織が勢力を伸ばせる方法を見据えていた。両親の仕事から学んだ技術を、組織に秩序をもたらすために利用したのだ。彼女は、ギャング同士で力を合わせようと訴えた。協力しあうことはできなくても、少なくとも足を引っ張り合うことはやめるべきだ、と。約束は守り、法には絶対に与しない。互いの縄張りを尊重し、裏切りには厳しい制裁を下すこと。それが彼女の掲げた原則だった。
こうしてギャング同士の抗争に無駄な労力を割く必要がなくなったアッシュは、アメリカ南西部全域で大規模な盗みや犯罪を手がけるようになった。当局に国内有数の賞金首としてマークされたアッシュは、伝説のアウトローとして今日もどこかで大暴れしている。