「ゲーマーライフスタイル調査」を実施─10代の約4割がゲーマーを自称 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

「ゲーマーライフスタイル調査」を実施─10代の約4割がゲーマーを自称

ゲームエイジ総研は10代の4割がゲーマーと自覚していることなどが判明した、「ゲーマーライフスタイル調査」の結果を公開しました。

ゲーム文化 カルチャー
「ゲーマーライフスタイル調査」を実施─10代の約4割がゲーマーを自称
  • 「ゲーマーライフスタイル調査」を実施─10代の約4割がゲーマーを自称
  • 「ゲーマーライフスタイル調査」を実施─10代の約4割がゲーマーを自称
  • 「ゲーマーライフスタイル調査」を実施─10代の約4割がゲーマーを自称
  • 「ゲーマーライフスタイル調査」を実施─10代の約4割がゲーマーを自称

ゲームエイジ総研は10代の4割がゲーマーと自覚していることなどが判明した、「ゲーマーライフスタイル調査」の結果を公開しました。

【リリースより引用】

日本総ゲーマー時代、 ついに到来!!日本人の約8割が「日頃からゲーム」




■日本人全体の77%が日頃ゲームをプレイしている


⇒10代の9割、20代の8割以上が日頃ゲームをプレイ

まず、日本人全体の約77%が「日頃、何らかのゲームをプレイすることがある」と回答したことに注目。男女比は54:46と大差は無く、性別を問わず、多くの人が手軽にゲームをプレイしているという実態が見えます。


世代別に見ると、10代では91.4%、20代では84.8%、30代では74.1%、40代では65.5%が「日頃、何らかのゲームをプレイすることがある」と答えており、若年でよりその傾向が強いことが分かります。【グラフ1-1.、2.】

10代では9割以上、20代では8割以上が日頃ゲームをしていることから、若年層ではもはや『ゲーマー』という既存の括りが意味をなしていないことがわかります。

■日本人全体の59.6%は日頃アプリゲームをプレイしている


⇒ファミコン世代と、スマホ/SNS世代とのギャップが?!
次に、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン(その他タブレット含む)でゲームをプレイしたことがある「スマホゲーマー」は日本人全体の66.3%。また、AppstoreやGooglePlayでアプリゲームをダウンロードしてプレイする「アプリゲーム」の利用は日本人全体の59.6%を占めています。

常に持ち歩くというスマートフォンの携帯性と、暇つぶし程度のものから本格RPGまで多数の幅広いコンテンツがあるアプリゲームのエンタメ性が融合した「スマートフォンでゲームを楽しむ」という文化は、既に日常に定着しつつあるようです。

一方で、アプリゲームは若年層では多い傾向にあるものの(10代:日本人全体比+5.5ポイント、20代:日本人全体比+7.4ポイント)、30代以上ではアプリゲームに加えて「据置型/携帯型家庭用ゲーム機」のプレイも多く(30代:日本人全体比+13.3ポイント、40代:日本人全体比+12.3ポイント)、ミレニアル世代といわゆるファミコン世代とのギャップが如実に感じられる結果となりました。

■10代の約4割は『自称ゲーマー』


⇒“マニアック”“オタク的”ではない『ゲーマー』


今回注目したいのが、日本人全体の約8%が「自分はゲーマーだ」と回答している点。
この『自称ゲーマー』は、男女比71:29と圧倒的に男性の方が多く、年代別では10代が39.4%と最も多くなっています。“マニアック”“オタク的”などとイメージされがちな『ゲーマー』ですが、実際のところ、どのような人なのかを探ってみたいと思います。

まず、『自称ゲーマー』の中で、「新しいモノやコトは自分から情報収集するほうだ」と回答した人は78.8%であり、日本人全体を20ポイント以上も上回っています。その他、「自分が夢中なモノ・コトに関してお金は惜しまない」75.6%(日本人全体比+18.8ポイント)、「どんな時でも自分の個性を表現するようにしている」62.5%(日本人全体比+15.8ポイント)、「年齢や性別が違うが、共通の趣味や話題で繋がっている友人がいる」65.6%(日本人全体比+15.1ポイント)などの回答が多く見られました。【グラフ2】

また、いわゆる自分に対するイメージ=“自分像”として、「楽しい」と回答した人は50.6%(日本人全体より+15.9%)、「キャラの立つ」と回答した人は24.4%(日本人全体より+13.2%)でした。

日頃関心があるものとして、ゲームコンテンツと関連の深い「アニメ・コミック」が66.3%(日本人全体より+35.9%)と最も高いものの、注目すべきは「音楽」59.4%(日本人全体より+20.1%)や「デジタル機器」が37.5%(日本人全体より+20.8%)への関心が高いこと。決してゲーム以外に関心がないわけではなく、最新のガジェットや、音楽コンテンツに対して大きな興味を寄せていることが見てとれます。【グラフ3】もはや、映画さながらのクオリティの高い映像や音楽に触れる機会が多い『自称ゲーマー』の特徴の一つと言えるのではないでしょうか。

また、情報源として「動画サイト(YouTube・ニコニコ動画など)」を積極的に活用していることも特徴です。『自称ゲーマー』の63.1%が情報源として動画サイトを利用しており、日本人全体を33.8%も上回っています。「Twitter」も51.9%(日本人全体より+21.1%)が情報源として利用しているようです。

これらの結果から、『自称ゲーマー』の人物像として、「インドアでオタク的なゲーマー」のイメージとは対照的に、流行に敏感で人付き合いにも前向き、明るく自分の願望に正直な現代の若者像が浮かび上がって来ます。『自称ゲーマー』ではあるものの、ゲームだけで満足しているわけではなく、SNSやWebを活用し、自己表現やコミュニケーション、情報収集などを上手に行い、自分の楽しみにはとことんお金を使う“イマドキの若者像”であることは、面白い結果です。

“マニアックでオタク的”なイメージとはかけ離れている現代の『ゲーマー』は、様々な市場の中で、情報発信者としても、顧客としても見過ごせない層なのではないでしょうか。
《histrica_alice》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. Skype2025年5月に完全終了との報道。2020年以降はDiscord利用が圧勝に

    Skype2025年5月に完全終了との報道。2020年以降はDiscord利用が圧勝に

  2. 「リザードン」型の「チートス」が発見される。オークションにかけられ落札提示価格は100万円を突破

    「リザードン」型の「チートス」が発見される。オークションにかけられ落札提示価格は100万円を突破

  3. まさか本物なわけが…お笑い芸人のYoutubeアカウントが『CS2』プロプレイヤーのライブ配信映像に乗っ取り被害―一時は登録者数遥かに上回る視聴者集まる

    まさか本物なわけが…お笑い芸人のYoutubeアカウントが『CS2』プロプレイヤーのライブ配信映像に乗っ取り被害―一時は登録者数遥かに上回る視聴者集まる

  4. Steamに突如スクショ無し説明無しの名無しゲーム現る。ストアそのもの使ったARGの可能性も、審査の隙をついた行為に賛否の声

  5. あのゾンビもリアルになってキモかわいい!?2025年4月25日公開迫る『マインクラフト』実写映画版、新映像!

  6. 「RTA in Japan」がTwitch上のダイジェスト映像をすべて削除へ―2025年4月から実施されるダイジェスト&アップロード100時間制限発表を受け

  7. 『マイクラ』学習ドリルに。「けいさん・ぬりえドリル」マイクラ版が登場―マス目を塗り進めると現れる“人気Mob”の姿

  8. Vault Boyとのツーショット撮影も可能!『Fallout』グッズ販売やフォトスポット設置の期間限定ストアが渋谷/心斎橋PARCOにて3月に開催

  9. 約10平方kmの都市マップで30人のギャングが奪い合う!『タルコフ』系ローポリPvPvE『OUTLAWED』現地3月3日までの期間限定デモ版配信

  10. 『スカイリム』発売直前2週間で執念の人力バランス調整がされていた―AIシミュレーションには限界があると元開発者語る

アクセスランキングをもっと見る

page top