また、イベント後には神田氏へのインタビューを実施。イベントや発売を迎えた感想について語っていただきました。
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発売記念イベントに多くのファンが駆け付ける!
プロデューサー・神田氏のサインを求め、ブースの中には収まりきらないほどの長蛇の列が! 神田氏はファンの方ひとりひとりに笑顔で対応していきます。
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抽選会ではスカジャンやシャツ、折りたたみコンテナなどが景品となっており、抽選の結果にファンが一喜一憂する姿も見られました。
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他にも、主人公のレオン&クレアの等身大パネルと一緒に記念撮影ができるフォトスペースが用意されていました。
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イベント後には、神田氏へのインタビューが行われましたので、その模様についてお届けします。
『バイオハザード2』との思い出を、さらに良いものにしたい
――発売日を迎えた感想を教えてください。
神田剛(以下、神田):
ほっとしている気持ちが大きいですね。直前までは皆さんがどういう評価をくださるのか、ものすごく気になっていました。メタスコアも非常に高いスコアをいただけたし、発売日にたくさんのユーザーの方にも足を運んでいただけたので嬉しかったです。
過去に『バイオハザード2』(1998)をプレイしたという方もたくさんいらっしゃったので、我々としてはその思い出を『バイオハザード RE:2』でさらに良いものにしたいという気持ちがありました。今日はたくさんのファン方々とお話ができて、非常に嬉しい日になりました。
――コンプリートボックスの冊子を持ってきている方も見受けられました。
神田:
サインするのはさすがに緊張しちゃいましたね(笑)。ランチョンカレンダーのサインは失敗してしまいましたので、申し訳なかったです(笑)。
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――今回のイベントに女子高生の方も参加していたというのは少し意外でした。
神田:
正直想定していなかったので新鮮でした。10代・20代の方にも遊んでいただけるタイトルというところで、もちろん我々としてはそういった層の方にもプレイはしていただきたいとは思ってはいたんです。
どういう経緯でプレイをされたのかは聞けなかったんですけど、嬉しかったですね。「今回の『バイオハザード RE:2』すごいよ!」と彼女から広めてくれたら嬉しいです(笑)。
オリジナルの要素を損なわず、現代に蘇らせたという部分が高評価に繋がった
――メタスコアを含め高評価だったということですが、どういったポイントか高評価に繋がっていると分析されていますか?
神田:
『バイオハザード2』のゾンビサバイバルホラーの体験が損なわれず、ちゃんとリメイクできていたというところが今回の高評価に繋がったんじゃないかと思っています。
やはりオリジナルタイトルがすごく人気がある作品で、いろんなユーザーの方がそれぞれ思い出を心の中に持っている作品なので。しっかりとオリジナルの要素を損なわず、現代に蘇らせたという部分が大きいんじゃないかと思いますね。
――ちなみに、プロデューサー自身の『バイオハザード2』の一番の思い出はどのシーンでしょうか。
神田:
僕はやっぱり、リッカ―は思い出深いですね。形状もそうですし、登場するシーンの不気味さとあの強さ。タイラントもそうですけど、リッカーが一番インパクトがありました。
――発売前に高評価を得た時、スタッフの皆さんの雰囲気はどのような感じでしたか?
神田:それはもう、すごかったですよ。基本みんな笑顔ですよね(笑)。自分たちの作品がこれだけ評価されたということで、本当にみんなかなりテンションが上がっていて。喜びがフロア中に伝わっていました。
――実際の売り場でのお客さんの反応はいかがでしたか?
神田:皆さんパッケージを取って、じっくりと読んでいる姿が印象的でした。おそらく指名買いではなく、店頭に足を運んでいただいて、「どんなゲームなんだろう?」という感じで興味を持っている方が多くいらっしゃったみたいです。そういう方にもお店に足を運んでいただけて、非常に嬉しかったですね。
――発売日当日ですが、製品版の感想は上がっていますか?
神田:プレイ動画を配信をされている方もいらっしゃいますし、ちらほら目にはしていますけど、まだそんなにたくさんは出てきていないという印象です。これからどんな声が出てくるのか、非常に楽しみでドキドキしています。
気になるゴーストサバイバーズ&セカンドシナリオについてのコメントも
――「1-Shot Demo」はかなりの評判でしたね。
神田:そうですね。最初は『バイオハザード』は体験版だけで満足されてしまう懸念はあったんです。なので、“限られた時間にプレイしていただく”という価値ある体験を発売の直前にしていただいて、「もっとやりたい!」という気持ちを発売日に繋げたかったんです。
皆さんから楽しんでいただけたという声をたくさん聞きまして、我々としては非常に嬉しかったです。
――そんな中、追加コンテンツである「ゴーストサバイバーズ」も発表されています。
神田:無償でダウンロードして遊んでいただけるコンテンツで、近日配信予定となっています。市長の娘とロバート・ケンド、アンブレラの特殊部隊の隊員と違うキャラクターが操作できるということで、新しいプレイを楽しんでいただけると思っています。
このモードでしか出てこない敵もいますし、タイムアタックなどやりこみ要素として『バイオハザード RE:2』の世界をもっと広く楽しんでもらえるコンテンツになっていると思います。プレイしたユーザーの方の声がとても楽しみです。
――本作のエクストラモード「The 4th Survivor」、「The 豆腐 Survivor」についての見どころもお願いします。
神田:両方ともかなり難易度が高いモードになっています。リソースマネジメントをしながらプレイするなど戦略を立てていただいて、ぜひクリアまで頑張っていただきたいなと思います。
豆腐のプルプル感も「RE ENGINE」で表現されていますので、注目ですよ(笑)。
――セカンド(裏)シナリオのポイントもお願いします。
神田:
オリジナルの『バイオハザード2』だとザッピングシステムの要素があったんですけど、今回はレオン編とクレア編それぞれ1本ずつストーリーと内容を詰め込んで作りました。
2人の主人公のストーリーをしっかり楽しんでいただいて、『バイオハザード RE:2』の世界観を全て楽しんでいただきたいというところです。
クリアしたら別のキャラクターのセカンドが出てくるという形のザッピングではないんですけど、キャラクターを新たな気持ちで楽しんでいただけるというところでセカンドシナリオを入れさせていただきました。
舞台がラクーンシティなので、セカンドがまるまる違うものかと言えばそうではないんですけど。操る武器や敵の配置であったり、ファーストシナリオからはまた違った体験を提供できていると思います。
――少なくとも4周は新鮮な気持ちでプレイできるということですね(笑)。ありがとうございました。