気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Arnaud De Bock氏、Remi Forcadell氏、Alan Zucconi氏、Calum Bowen氏開発、PC/Mac/Linux/スイッチ向けに1月25日リリースされたヘンテコパズルアドベンチャー『Pikuniku』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ヘンテコで仕掛けと笑いにあふれたパズルアドベンチャー。ハッピーだけどディストピアな世界を舞台に、ユニークなキャラクターたちを手助けして、世界を支配しつつあるサンシャイン社のたくらみを暴いていきます。また、シングルプレイだけでなく、ローカルでのマルチプレイも可能。協力プレイ限定のステージやチャレンジが用意されています。日本語にも対応済み。
『Pikuniku』は1,320円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Arnaud De Bock氏(以下De Bock氏):本作のゲームデザイナーをしているArnaud De Bockです。これまでにモバイルゲームの『Reigns: Her Majesty』と『Reigns: Game of Thrones』の開発に携わってきました。私はイギリス・ロンドンに住んでおり、8歳の頃からプロとしてゲーム開発を行なっています。ゲームは世界をより良い場所にしてくれると信じています。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
De Bock氏:2016年5月31日、私があるツイートを見た時から、すべては始まりました。
il peut monter des escaliers maintenant (et se cacher dans un arbre) pic.twitter.com/TYdHfvI8qY
— remi (@ok_remi_ok) 2016年5月31日
これを見てすぐ、私はツイッター上で彼に連絡を取り、一緒にゲームを作らないかと誘ったのです。最初のプロトタイプができると、私たちはDevolver Digitalにそれを送りました。数日後、契約書に署名することになったのです。信じられませんでした!
本作はロンドンとパリという二つの離れた場所から100%リモートで開発されています。
Remi Forcadellはライターであり、本作のメインデベロッパーです。本作は彼の初めての商業作品でもあります。それはまるでエベレストを裸足で登るように困難なものでした。彼がプログラミングの助けを得るため、私たちはAlan Zucconiに声をかけました。私もゲームデザインの開発面で可能な限り手助けしています。
本作の音楽は、『いっしょにチョキッと スニッパーズ』の音楽を担当したCalum Bowenが担当しています。
――本作の特徴を教えてください。
De Bock氏:本作を特徴的にしている要素はいくつかあると思います。
・暴力要素なし。
・誰とでも遊べる(子供とでも、ゲームに慣れていない友達とでも)。
・楽しく、すごく独特のユーモアセンス。
・最初の10分間で絶対5回以上笑います。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
De Bock氏:
・日本文化の「カワイイ」からは大きな影響を受けています。あと任天堂作品ですね。
・「アドベンチャー・タイム」からも影響を受けています。
・ヨーロッパのコミックからも影響を受けています。
・ワールドデザイン面では、エド・エンバーリー(注:アメリカ人アーティスト)から影響を受けました。
・Twitter文化はRemiにとって大きなインスピレーションの源でした。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
De Bock氏:本作を作るにあたり、地球上の誰でも、どこでも遊べるゲームを目指しました。日本という国は、ゲーム、漫画、アートといった面で、私が子供の頃から接してきたものですので、とても特別な場所です。
本作をプレイする際には、自分がどこにいるかなど忘れ、『Pikuniku』の世界に浸っていただけると嬉しいです。本作が幸せを呼び、友達と楽しい時間を過ごせるように祈っています。
――ありがとうございました。
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